今年は私にとって大きなものを失い何かを得た年になった。
という事で今年の年間成績(確定ベースでの成績)を振り返っていきたい。
年間の実現損益と配当金等
実現損益-171,339円
配当金等+517,252円
NISAメインの口座配当金+116,244円
合計+462,157円
2023年確定損失トップ3
2023年確定利益トップ3
生涯成績
今年の実現損益はマイナス、配当金込みで何とかプラス。3月の銀行株ショックでの失敗トレードもあったが損益トップ3を見ると些細なもの。終わってみれば全体市場的にも個人的にも今年は造船の年だった。何と言っても11月の造船株決算が圧倒的。内海造船の決算を大量に跨ぎストップ安2連続で損切り→狼狽し名村造船所を決算前に利確、その後ストップ高2連発。
内海造船に関しては市場の期待感と会社の温度感を完全に見誤っていた。造船の未来展望を過信した私と同じ思考の参加者が多かった上に想定外の上方修正なしという結果が重なり想定していた底値を突き抜け寄らずの2連ストップ安。大きく損切り後、名村造船所も自分の想定外が起こる前提で構えなきゃ!という思考に。「もしまた想定外が起きて爆下げしたらまた大きな含み損を抱えてしまう。え、待って、またそんなのがあったら耐えられない絶対無理!眠りたくても眠れないし早く楽になりたい!もう全部放棄して何も考えたくない!」といつの間に長期ポジションを短期ポジション思考に切り替えてしまい決算前の底値付近で全利確。その後好決算で爆上げ。現実を突きつけられて精神崩壊。最短での爆益を焦った欲望、確度の低さ、精神力・・・全てにおいて未熟だった。完全に相場に踊らされてしまった。
内海造船の決算数字を見てどうせ次の決算前にはだいたい戻してそうと第一に思ったが客観的な見立てに対してどうしても心がついていかない。会社側は業績予想や株価に全く関心がなく、むしろ株価を下げたいとすら思える意志を感じその疑心暗鬼の中で含み損を抱えたまま耐え続けられる気がしなかった。
造船株は長い目で見てこれからまだ上があると思う。ただ、その過程で為替、資機材高騰、ドライバルク市況などによっては株価が今年の高値から半分落ちてもおかしくないとも思う。そう思えるような局面でフルゼンツをするのはもう不可能。自分が株を買った時の株価と今の株価は一切関係ないと人は言う。私も普段自分にそう言い聞かせている。しかしいざ自分の容量を超えた含み損を抱え土壇場に立たされるとどうしても抗えない恐怖と本性に支配されてしまう。賢い投資家はそれを十分心得ていてその状況に陥る事態を常に避けている。愚かな私は今回身をもってしてようやくそれがわかった。恐怖を避けるためには絶対に下がらないという確信を掴むor気にならない水準までロットを下げるしかないと思う。爆益集中投資を達成するにはやはり底値で確信を掴まなければならない。造船ガチ勢の方々はあらゆる最悪も想定で底値付近を拾っているのだろう。やはり私は遅すぎた。
色々と語ってしまったが私にとって大きな資産と引き換えに今回得た経験がこれからの自分を強くすると思い込むしかない。年間成績はマイナスだったが1年前の自分よりも強くなったという自信はある。来年こそは人生を変える爆益を掴み飛躍の年にしたい。
現在の評価損益状況