エル川の株ブログ 爆益への意志

株式投資についての私的雑記です。主にアウトプットとしてのブログです。こんなんでも爆益を夢見ています。投資日記的にやっていますがコメントくれたらうれしいです。Twitter https://twitter.com/elflf16

造船業界の現状まとめその2(バルカーのみ)(´・ェ・`)

先週ブログに書いた井村さんのモーサテで発言した銘柄に関する私の拙いまとめ記事をなぜか井村さんご本人がリポストして下さって多くの人が見て下さった模様。少しでも井村信者の普及活動に貢献できたのなら嬉しい。

 

 

造船業界の現状まとめその2(バルカーのみ)

決算シーズンも終わりここ数日は造船業界の情報収集に夢中になっている(特にバルカー中心)。間違った解釈をしている部分もあると思うが現状の把握内容を整理しておきたいので簡単にまとめておく。

 

日本造船所、新造商談 停滞続く。海外勢様子見。高船価維持 低市況と乖離
色々付け加えているが基本的には上の記事に現在の状況は集約されていると思う。(現在は有料記事)
 
・日本の造船所が得意とする中小型バルカー(ばら積み貨物船)は大多数のヤードが2026年船台を完売し当面の操業にめどを付けた。
・足元のドライバルク市況(バルチック海運指数)は中国懸念など需要減少で低迷が続く一方で新造船価格は高値圏というギャップが生じている。
・新造船価格が高値圏にある要因は主原料である鋼材、主機関やその他舶用機器を含めた資機材価格のあらゆる高騰。
・更に環境規制に伴う新型燃料、省エネ対応など高品質化もあり今後船価は下がらないとの見方も。特にハンディサイズの上昇が顕著で足元の船価は2000年代後半の活況期並の水準に迫る。
・造船所は今春の商談で、線表(手持ち工事)を26年後半から27年前半の先物まで進めたヤードが多く、足元の受注を急ぐ必要はない。
・ドライバルク市況の低迷を受け船隊刷新が必要な一部の船主を除き新造船発注を様子見する船主と受注を急がない造船所のミスマッチにより新造商談の停滞が続いている。足元の新造船受注は低水準で推移している。
・しかし既存船隊に占める発注残比率(稼働中の船に対する新造船の発注割合)は過去最低水準のためドライ市況の今後の見通しを巡って「先高観を持つプレーヤーが少なくない」
・更に長期で見れば数年後にはスクラップが拡大していく見込み、また環境規制強化に伴う省エネ新型燃料船への切り替え加速も期待される。

 
今後見ていく指標としては
船価
鋼材価格
受注状況
バルチック海運指数などドライバルク市況
鉄鉱石価格
その他ニュース記事(中国、韓国の動きなども)
 
とりあえず最低限これらは日々チェックしていきたい。全てが同時に進行するとは考えにくいが造船所側の一番理想的な展開としては足元のドライバルク市況回復及び受注の回復、船価の更なる上昇or高止まり、鋼材価格の下落転換、円安の継続といった感じ?懸念は受注の低迷継続と船価の下落。ドライバルク市況の低迷は新造船受注の低迷要因となるほか(特に鉄鉱石を運ぶケープサイズでは)鉄鉱石価格の下落=鋼材価格の下落=船価の下落要因とも解釈できる。逆に上昇は受注活動にはプラスに働く?一方で更なる鋼材高騰要因ともなり得るので鋼材価格が更に高騰すれば足元の利益圧迫要因となる可能性も?他にも新型燃料船の建造で手間取ったり根本的な人手不足による工程遅れや経費爆増なども造船所にとっては大きな懸念材料。特に韓国が造船人材の確保に躍起になっているという記事が多い。
各指標の推移とニュースは常に欠かさずチェックし最新の状況変化を察知できるよう身構えておきたい。
 
 

現在の評価損益状況

今週は売買取引なし。