先週に続き今週も日経平均の爆上げが続いている。
普通に考えればこのまま3月末の配当権利取りまでは上がりそう。今のところ個人的には売買はあまりせず次の5月本決算シーズンまで放置を続ける予定。
港湾クレーンのニュースで7003三井E&Sが急騰
先週アメリカ政府が港湾クレーンの国産化を図るというニュースで7003三井E&Sが急騰し話題になった。
米国、中国製港湾機器の監視強化。三井E&S系、30年ぶり国内生産も
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=293817
7003三井E&Sは造船銘柄の一角ではあるが造船関連以外の事業も複数あり調べるのに骨が折れそうだったので個人的には今まで敬遠してしまっていた。が、先日の好決算に続いて更に「脱中国」の流れが来ているということで今更になってようやく調べ始めている。
ワシントンは国家安全保障の新たな脅威に取り組む:中国製クレーン
自動翻訳により部分的に抜粋
現実的な最大の関心事は、中国の国営大手エンジニアリング企業である振華重工業(ZPMC)という単一メーカーが製造する船から陸地までのガントリークレーンが支配的な役割を果たしていることから生じるリスクをどのように制御するかである。これらのクレーンは米国のコンテナ荷役装置の約80% を占めています。
現在米国では200台以上の中国製クレーンが稼働しているが、米国当局による安全性評価を受けているのは92台だけだ。
主力の船舶対岸クレーンは一括購入すると 1 台あたり約 1,200 万ドルかかります。
政権の発表を受けて、バージニア港湾局はこの措置を歓迎したが、27台の船舶対岸クレーンすべてがZPMC製であり、さらに4台が発注中であると指摘した。
色々と参考になりそうな数字は出ているが、正直今後これがどういった規模感でどういった波及を及ぼしていくのか個人的にはまだまだ未知数といった感じである。三井E&S自体は現時点で「具体的なことを機関決定した事実はございません」と報道についての言及を避けている。
また、世界のコンテナ取扱量の数字を見てみて改めて驚いたのは中国のコンテナ取扱量の規模の大きさである。
世界の国、地域別コンテナ取扱個数ランキング
世界の港湾別コンテナ取扱個数ランキング
コンテナの取扱量では中国が世界のシェア30%と圧倒的な物量を誇っている。アメリカが世界一の経済大国だが物量の規模でいうと中国と比較してしまったらアメリカって意外と小さいのだなあと。マクロ経済的な話はあまり追っていないが、今マーケットの関心は「脱中国」に注目が集まっている一方で世界経済は中国なくして語れないと改めて思い知らされたのである。
年間損益額と現在の評価損益状況
明日は毎年恒例の投資戦略フェアEXPO2024に参加する予定。去年はシリコンバレー銀行ショックが起きたばかりの真っ最中だったのを思い出す。