エル川の株ブログ 爆益への意志

株式投資についての私的雑記です。主にアウトプットとしてのブログです。こんなんでも爆益を夢見ています。投資日記的にやっていますがコメントくれたらうれしいです。Twitter https://twitter.com/elflf16

決算シーズン終了、今回決算で気になった銘柄2つ(´・ェ・`)

今週月曜日で決算シーズン終了したということで今回決算で気になった銘柄2つをまとめておく。共通するテーマは赤字からの脱却。

 

6390加藤製作所

建設用油圧クレーン大手。油圧ショベルは中堅。東南アジアを強化。

2020年3月期から3期連続赤字も去年2023年3月期に黒字転換。株価低迷、プライム基準未達になった事などを背景に中期経営計画にて収益性改善を計画。価格改定及び原価低減施策が奏功しているようで去年2Q頃から売上原価率が減少傾向。1Qとしては久々に営業利益が黒字転換した。

想定外の円安による恩恵をうけ経常利益通年計画900(百万円)に対し1Qで既に814(百万円)に達しており今後上方修正される可能性が高い。建設用油圧クレーンは今後日本国内での本格回復が期待されショベルも円安効果もあり中国以外は売上を伸ばしている。

また、今年6月に発表した「上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について」にて自社株買い検討の記載あり。今回の1Qで自社株買いや還元方針の変更はなかったが今後の還元強化には期待できるのではないか?

https://www.kato-works.co.jp/ir/html/ir_topic_pdf/20230629_news.pdf

 

懸念点は中国での業績が低迷している事。決算短信には「インフラ投資鈍化や地場メーカーの販売攻勢により厳しい販売環境が継続」と記載があり不動産不況なども絡む不況のみでなく現地の中国メーカーにも押されている模様。中国単体では今回含め過去9四半期連続で営業赤字が続いており日本車メーカーが中国で売れないとの報道も目にするのでもしかしたら将来的には中国撤退を余儀なくされる可能性もあるのではと不安。

 

2215第一屋製パン

関東地盤の製パン老舗。「ポケモンパン」が看板商品。

2017年12月期から過去5年続いた赤字から黒字転換へ。昨年横浜工場の閉鎖、商品群見直しなど経営改革進む。時価総額は約30億円だが都内近郊に工場があるなど投資家のTeddyokuyama氏の試算によると現在の保有資産価値は時価で211億5,200万円第一屋製パン小平工場と山崎製パンの武蔵野工場が近くにありヤマザキパンと一部事業の統合の思惑などもあるかもしれないという。
※追記:私の解釈が間違っており、上記はTeddyokuyama氏の主張とは反するものでした。ご自身にて訂正されておりました。もしまた見ておられましたら間違った解釈をしてしまい大変申し訳ございませんでした。
 
詳しくは海外向けに英語で割安小型日本株の情報発信をしているTeddyokuyama氏のブログ
 

2017年12月期から赤字が続いているが会社予想では今期黒字転換予想。今回の2Qは四半期単体で久々に営業利益が黒字転換した。輸入小麦価格上昇に伴う価格改定や実施経営改革の効果もあり?販管費率は下落傾向にあるように見える。
ただし山崎パンなども四半期単体で過去最高営業利益を達成するなど食品メーカー全体の利益が上がっているので経営改革が上手くいっている訳ではなく価格改定が浸透し食品業界自体が潤っているだけという可能性もある。去年に続いて今年7月も再度価格改定は実施しているものの売れ行き悪化や更なる原材料高で次の四半期では再び赤字転換する可能性もある。
しかしそれでも赤字が続き横浜工場の閉鎖に伴う特別損失の計上もあった去年の状況と比べると今現在の将来見通しは大分マシに思える。株価的に去年1月につけた360円を底とするなら今の390円台という株価の下値リスクは低いのではないか?

 

以上二つ。今回の決算は価格改定がいかに浸透しているかを見るのが一つのテーマであったように思える。原価はどの程度吸収できているか?価格改定後の売上高は横ばいではなく伸びているか?など、注目する決算としてはメーカー系が特に多かった気がする。

 

今週の確定損益

決算銘柄のポジション調整で+61万円

現在の評価損益状況

今週は全体相場が悪くマザーズ指数が年初来でマイテンに。銘柄をかなり寄せていることもあり含み益は先週末比で200万近く減った。中長期目線で大相場到来からの一撃ホームラン狙いなので目先の含み損益は気にしないよう意識したい。ひたすら銘柄の確度を上げていく作業に没頭するのみ。