エル川の株ブログ 爆益への意志

株式投資についての私的雑記です。主にアウトプットとしてのブログです。こんなんでも爆益を夢見ています。投資日記的にやっていますがコメントくれたらうれしいです。Twitter https://twitter.com/elflf16

止まらない日経平均上昇(´・ェ・`)

先週に続き今週も日経平均の爆上げが続いている。

普通に考えればこのまま3月末の配当権利取りまでは上がりそう。今のところ個人的には売買はあまりせず次の5月本決算シーズンまで放置を続ける予定。

 

港湾クレーンのニュースで7003三井E&Sが急騰

先週アメリカ政府が港湾クレーンの国産化を図るというニュースで7003三井E&Sが急騰し話題になった。

 

米国、中国製港湾機器の監視強化。三井E&S系、30年ぶり国内生産も

https://www.jmd.co.jp/article.php?no=293817

 

7003三井E&Sは造船銘柄の一角ではあるが造船関連以外の事業も複数あり調べるのに骨が折れそうだったので個人的には今まで敬遠してしまっていた。が、先日の好決算に続いて更に「脱中国」の流れが来ているということで今更になってようやく調べ始めている。

 

ワシントンは国家安全保障の新たな脅威に取り組む:中国製クレーン

自動翻訳により部分的に抜粋
ホワイトハウスは、これらの安全保障を重視した制限と大規模な経済誘発を組み合わせた。すなわち、遍在する中国製クレーンを米国製代替品に置き換えるのに必要な製造能力を陸上に導入するために約200億ドルを支出したというものだ。この取り組みの目玉は、日本の複合企業体の米国子会社であるPACECO Corp.への多額の助成金であり、これは新しい施設を設立し、これまで米国に拠点を置いていなかった製造能力を提供できる他の国際企業と提携することを目的としている。
現実的な最大の関心事は、中国の国営大手エンジニアリング企業である振華重工業(ZPMC)という単一メーカーが製造する船から陸地までのガントリークレーンが支配的な役割を果たしていることから生じるリスクをどのように制御するかである。これらのクレーンは米国のコンテナ荷役装置の約80% を占めています。
現在米国では200台以上の中国製クレーンが稼働しているが、米国当局による安全性評価を受けているのは92台だけだ。
主力の船舶対岸クレーンは一括購入すると 1 台あたり約 1,200 万ドルかかります。
政権の発表を受けて、バージニア港湾局はこの措置を歓迎したが、27台の船舶対岸クレーンすべてがZPMC製であり、さらに4台が発注中であると指摘した。
 

色々と参考になりそうな数字は出ているが、正直今後これがどういった規模感でどういった波及を及ぼしていくのか個人的にはまだまだ未知数といった感じである。三井E&S自体は現時点で「具体的なことを機関決定した事実はございません」と報道についての言及を避けている。

また、世界のコンテナ取扱量の数字を見てみて改めて驚いたのは中国のコンテナ取扱量の規模の大きさである。

世界の国、地域別コンテナ取扱個数ランキング
世界の港湾別コンテナ取扱個数ランキング
 
コンテナの取扱量では中国が世界のシェア30%と圧倒的な物量を誇っている。アメリカが世界一の経済大国だが物量の規模でいうと中国と比較してしまったらアメリカって意外と小さいのだなあと。マクロ経済的な話はあまり追っていないが、今マーケットの関心は「脱中国」に注目が集まっている一方で世界経済は中国なくして語れないと改めて思い知らされたのである。
 
 

年間損益額と現在の評価損益状況

明日は毎年恒例の投資戦略フェアEXPO2024に参加する予定。去年はシリコンバレー銀行ショックが起きたばかりの真っ最中だったのを思い出す。

日経平均が史上最高値を更新!個人資産も!(´・ェ・`)

明日は祝日のため今日ブログ更新。そして本日は日経平均が史上最高値を更新するという歴史的な日となった。

今年は最高値を更新するだろうとは言われていたがまさか2月の段階で更新してしまうとは。そしてこの絶好調相場にあやかり個人的にも去年9月以来約5ヵ月ぶりに資産オールタイムハイを更新できた!去年11月に決算ギャンブルで一撃600万超えの損切り+それに引きずられて主力ポジションを底値圏で全利確してしまったことで資産比で頂点から約34%のドローダウンをくらった。当時はこれで2年は周回遅れしてしまったと思ったが今の絶好調相場のおかげで11月の底から約3ヶ月で資産的には戻ってこれた。(もちろんこれで遅れを取り戻せたとは言えないが)

また、去年11月以降から今日に至るまで完全なる自分の実力不足で逃したと思える絶好の投資タイミングはいくつかあった。それでも(自分の中では)あまり無理をせずに3ヶ月程でここまで巻き返せたのは間違いなくラッキーだし「株式投資の懐の深さ」故にだろう。と同時にいつかは全員が損するような相場もきっと訪れるしそれがいつ来るのかどれくらい続くのかはわからないという事だけは肝に銘じておきたい。毎日の株価の動きと凄腕投資家達の圧倒的なパフォーマンスに気を取られることなく、自分だけのペースで相場と向き合い続ける事を心がけたい。

 

これまでの大まかな資産推移

 

年間損益額と現在の評価損益状況

調子に乗ってこんなことを書いているとやはり今が天井になる気がしてならない。油断せず日々研鑽を怠らず常に爆益確定チャンスを狙っていきたい。

 

決算シーズン終了、いくつか利確(´・ェ・`)

今週で決算シーズンが終了

Xでは決算勝負での爆益報告が目に入るが、例の如く私は決算持ち越しを意識した銘柄で失敗。決算前に半分は売っておこうと思っていた銘柄を欲をかいて全て持ち越し。結果は決算後に爆下げ。一時含み益が100万超えていた銘柄だったが底で売らされて結果は4万に終わる。下手すぎて情けない・・・。

ロットの大小はあまり関係なく私は売りたいと思ったら一気に処分しないと気が済まない。保有株に解消できない不安が少しでも生じれば保有している状態が苦しくなり今すぐにでも手放したくなる。株価が爆下げ中ならばなおさら値動きに翻弄されて今すぐ売らなきゃ!となってしまう。たとえそれが市場の過剰反応だとわかったしても苦しくて我慢出来ない。自分の性格は治せないと毎回痛感する。トレーダーに向いていない人間の典型である。

でも、だからこそ確度を高めて不安を解消していくしかない。というか自分が個別株投資で生き残れるとしたらそういうやり方のみでしか無理だと思うし、それこそが自分が目指す理想のスタイルでもある。その理想に到達できるまでまだまだレベルが低すぎる訳なのだが・・・。

という事で決算シーズンも終わったので基礎知識も底上げしていくために今更ながら決算書や市場のルールも並行して勉強している。

 

今週気になった決算2つ

6863ニレコ
産業用制御機器・計測機器メーカー。フィルム・シート制御、画像処理技術に強み。
好業績+未来の業績期待+還元強化でぱっと見で今回一番良さそうに思えた。
利益は四半期で過去最高を記録。配当方針も3Q決算で上方修正と同時にDOE2→2.5%、配当性向40%→45%にアップ。また、オプティクス事業の受注残高が前回2Qの852百万円(前期末比4.7%増)→今回3Qで1,467百万円(前期末比80.3%増)に急増。決算短信には「半導体製造・検査装置業界向け光学部品の受注に落ち着きがみられたものの、半導体検査装置向けレーザ光源の受注が増加しました。」と記載。オプティクス事業は直近の利益率が約40%で推移しているので技術力ありそう

四季報には「半導体の微細化に不可欠な波長の短い深紫外レーザーを半導体フォトマスク検査装置向けに需要開拓。」とあり。半導体に関してはチンプンカンプンなのでIRにメールでお尋ねしてみたらすぐにご丁寧な返信を頂けた。以下短くして要約。
 
・オプティクス事業の受注残高が急速に伸びている要因について
オプティクス事業は、大きく分けて2つの製品群に分かれ、一つがグループ会社の(株)光学技研が行っている光学部品関連製品で、もう一つが株式会社ニレコで行っているレーザ装置関連の製品。今期シリコンサイクルが下向きとなったことから、従来からオプティクス事業内の売上高の多くを占めていた光学部品分野については需要の一服感が見られたが、顧客においてレーザ装置を使った検査装置の需要が立ち上がりレーザ装置への需要が増加した。
半導体の微細化との関係性について
当社グループで製造するレーザ装置や一部光学部品は、深紫外光(DUV)の照射、波長変換に適している。近年、最先端半導体については極紫外光(EUV)を用いて製造されるようになっているが、最先端製品以外の分野においては深紫外光を用いて製造、検査をするものも多く、半導体全体のすそ野が広がる中では今後も需要の拡大が期待できると考えている。
・受注残高の大幅増加が大口受注など一時的な特需要因か?
今期の受注高の増は、レーザ装置の受注による影響が多く出ている。この状況が継続するかについては、レーザ装置の需要継続によるが、現時点では継続の有無については判断できる状況までは至っておらず、客先の動向を注視している。一方、光学部品分野については、シリコンサイクルや半導体製造装置市場の回復もあり、来期は回復に向かう想定
 
以上。残念ながら今盛り上がっている先端半導体とはあまり関係なさそう。とはいえ還元方針の上方修正に相当な自信を持ってそうな予感。自己資本比率85%でほぼ無借金経営なので財務も完璧でしばらく減配もなさそうか?現時点でも利回り3%台なので高配当成長株と捉えれば底値は堅そう。レーザ装置が一時的な受注大幅増なのかは決算を追っていきたい。
 
 
4221大倉工業
合成樹脂フィルム大手。液晶向け光学フィルムなど成長。材料・付加価値品に注力。
23年12月期本決算と同時に資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応についてを開示。次期中計にて還元方針を拡充を開示予定。

24年12月期も好業績予想で経営指標は2030年に利益2倍が目標。

現在はPBR0.61倍。低PBRかつ最近成長領域のアクリルフィルムの生産能力増強をしており、これが今後どの程度貢献してくるのか?今後の展開に期待。
 
アクリルフィルム生産能力増強 23年12月から量産へ光学用アクリルフィルムの生産能力は、現行の約2倍に
大倉工業とアクリルフィルムに関しては明治安田セレクト日本株式ファンド 《愛称》初くんの月次レポートで解説してくれているので下記を参照。

 

https://www.myam.co.jp/fund/hajime_j/ha_j_month2305.pdf

 

次期中期経営計画(2027)はおそらく来年の2月本決算と同時に発表されると思うのでそれまで頭の片隅に入れておきたい。こちらも現在利回り3%台。

 

 

年間損益額と現在の評価損益状況

野村證券は週間の実現損益が表示できないので今週から年間損益額を貼っていく。

今週いくつか利確して年初来累計で+200万くらい。今日がしばらく自分のピークになりそうな予感・・・。年初来からとても順調なはずなのだが全体相場がとんでもなく強いおかげでもあるし、またAI半導体関連や造船関連の集中投資で超絶爆益している人ばかりに目がいってしまい周りと勝手に比べて凹んでしまう。去年の一生に一度であろう造船の初動に全力で乗り切れなかったのは後悔してもしきれない。自分もいつか魂の一撃を決めてみたいがまだまだその未来は見えない。そのためにも今年は勉強会に積極参加の方針。日曜日は湘南投資勉強会に足を運ばせて頂く予定。

 

決算シーズン中盤終了(´・ェ・`)

今週はポジション調整で少しだけ利益確定。もう2月だがこれが今年初の利確となった。

 

今週で決算シーズン中盤戦が終了ということで監視銘柄で個人的に気になった決算を2つだけ軽くレビューする。

 

4107伊勢化学工業

市場的にも個人的にもサプライズだったのが4107伊勢化学工業の本決算における来期予想。

来期は円高想定で例のごとく保守的な通期予想を出してくると思いきや期初予想の時点で去年以上に大幅な増収増益予想を出してきた。

決算短信では「ヨウ素製品の販売数量が一部販売先における生産調整の影響により減少する見通し」「ヨウ素の国際市況は、比較的堅調に推移するものと思われますが、先行きに不透明感もあります」とコメントしつつもヨウ素はもう以前の価格水準には戻らないという感じか。

ヨウ素市況は今後も追っていきたいが2連続ストップ高で株価的に自分にはもはや手が出せない状況になってしまった。円安恩恵もあるが2年前からヨウ素の単価は倍以上になっており利益率の伸び方がとんでもない。金属化合物事業がどれくらいの回復を見込んでいるかも気になるが。

 

9028ゼロ

メインの車両輸送事業が微減益だったが、一般貨物事業と海外事業が収益改善で増益だったため2Q終了時点で前年同期比プラスの好決算だった。

今年1月からメインの車両輸送事業の運賃を値上げしているのと、海外事業の収益改善が今後も継続するのであれば3Q決算は更なる上振れが期待できそう。そう考えると現在の通期予想はかなり控えめに思える。

上記の理由からの期待買いも入って少なくとも次の決算発表前には今の株価水準よりは上がっていると思う。過疎株だけどこちらはチャンスがあれば拾いたい。

 

 

 

現在の評価損益状況

楽天証券

野村證券

決算シーズン序盤が終了(´・ェ・`)

決算シーズンの序盤戦が終了。来週が決算シーズン中盤、再来週が終盤と勝手に位置付けている。

今週、話題になった話だとあおぞら銀行とか日本テレビとかどちらも全く知らなかった話であった。テレビ局は低PBRとして去年から上がり続けいたが、今回の外国人株主に配当を受け取れるようになるといったストーリーも想定して投資していたガチ勢もいるのだろう。

そして自分には根拠がほとんどわからないものも多いが2倍株研究会で個人投資家界のスタープレイヤー達が挙げている銘柄は大体強い。来年は更なる出席争奪戦になりそう。それどころか相場への影響力から開催自体がなくなってしまうのではと危惧している。とりあえず今のうちに銘柄検討会が行われる湘南投資勉強会などにはなるべく参加したい。銘柄自体を知りたいというよりそこに至った過程や思考などを探りたいという気持ち。もちろん今の自分ができうる限りのアイディアは晒け出しつつ。

 

現在の評価損益状況

楽天証券

野村證券

今週は売買なしだったが含み益が一気に増えた。良い地合いが続いており保有株の決算後の反応が総じて上。今回は決算を持ち越す持ち越さないという意識はなく、決算後に極端に下がったら買おうというようなスタンス。狙って上がった訳ではないのでやったぜ!という気持ちはあんまりない。今週だけだと思うので調子に乗らないようにしたい。前回の決算シーズンは「もうこれで終わってもいい」という気持ちで決算跨ぎプレイを挑んで盛大にやらかした。私は今まで決算プレイで狙い通りの結果になった記憶がない。目先の結果を意識するとありきたりかつ多数派の行動を取ってしまうのでやはり向いていないのだろう。

3355クリヤマホールディングスの事業分析(´・ェ・`)

先週書いた還元強化期待銘柄の中で気になっている3355クリヤマホールディングスの事業を少し深堀りしてみたのでまとめておく。

 

 

3355クリヤマホールディングス

株価指標

PER PBR 利回り 信用倍率
5.6 0.46 3.17
時価総額 211億円

事業内容

ゴム、合成樹脂製品が主力。産業用や建設用中心。尿素SCRセンサー事業も。

 

セグメント別売上利益構成(2022年12月期)

北米事業の売上高が49.8%と約半分を占める。一方で利益はアジア(産業資材)事業の比率が49.2%と約半分を占めている。ということで売上高比率の高い北米事業と利益比率の高いアジア(産業資材)事業にフォーカスしたい。

 

北米事業

ホームページによると北米事業の製品ラインナップは 熱可塑性樹脂ホース 、産業用樹脂ホース、飲料用ホース、高圧樹脂ホース、メタルホース、産業用ゴムホースと多岐に渡る。プロダクト毎の売上利益比率の開示はないが主に産業用として使用されていると解釈。

https://www.kuriyama-holdings.com/business/north-central-america/

 

四半期毎の売上推移をみるとここ2~3年は北米事業の売り上げが急速に伸びている。本来的な産業の成長に加えインフレ、円安の影響が大きい?直近の決算短信によるとどのプロダクトも足元の販売は概ね好調に推移との事。

 

また、最新の決算説明資料によると2024年初旬に北米本社物流拠点の移転、拡張が発表されているのでこれから利益率の改善などに繋がるのか注目。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3355/ir_material_for_fiscal_ym/141621/00.pdf

 

アジア(産業資材)事業

ホームページによると産業資材事業の製品ラインナップは尿素SCRシステム、成形ホース・モジュール製品、各種ゴム・樹脂製品、NORMA製品。北米事業同様こちらもプロダクト毎の売上利益比率の開示はなし。

https://www.kuriyama-holdings.com/business/industrial/

ディーゼルエンジンの浄化システムである尿素SCRシステムが気になったのでIRにメールで問い合わせしてみた。以下に回答をまとめる。

 

尿素SCRシステム関連事業のシェアは日系の建機・農機業界では、約8割程度のシェア
・子会社サンエーが手掛ける熱伝導方式による尿素水識別センサーは、自の技術であり、その製造技術は国内外で特許権保有
尿素SCRシステム関連の売上比率は年度により多少変動するが、産業資材セグメント全体の3~4割程度。利益率は取引先との守秘義務等にも影響しかねない為非開示。
尿素SCRシステム関連の利益率は、尿素水識別センサーに加え、SCRシステムとして必要な部材を複合的に組み合わせた状態で供給する場合が多いことから、単品製品を供給する事と比べて付加価値が高くなる傾向にある。
・産業資材事業における売上比率は、建機・農機向けが約65%、船舶プラント向けが約10%、乗用車向けが約5%、トラック向けが約5%、その他量産機械向けが約15%(2022年度実績)。
尿素SCRシステムで最も伸びている分野は、建機・農機向けだが直近ではトラック向けも増加傾向にある。
 
日系の建機、農機業界でシェア約8割というのは割と衝撃的だった。尿素SCR関連の売上比率は産業資材セグメント全体の3~4割という事は2022年12月期の推測は売上高約190億のうち約55億から77億くらいか?利益比率は非開示だが少なくとも売上比率よりは高そう?となると尿素SRCシステム関連の利益が会社全体における占める割合も大きそうである。
 

建機、農機の出荷推移

産業資材事業における売上は建機・農機向けが約65%という事で建機、農機業界の出荷推移が気になった。建設機械出荷・生産実績統計というものを見つけたので年度別の出荷推移をまとめると全体の出荷台数の推移は以下のようになった。

※2023年度は4-11月時点の数字。

https://www.cema.or.jp/general/statistics/index.html

2021年以降若干増えているが大体横ばい傾向?全体推移だが安定性はありそう。
 

建設機械のEV化について 

また、建設機械のEV化やカーボンニュートラルも気になったので色々ググって出てきた記事をまとめる。
 
2年前の記事だが建機業界においては電動化市場は現時点では世界のどこにもないコマツの社長が言及している。

建機におけるカーボンニュートラルに向けてはバイオ燃料を活用する動きが広まっている。

建設機械各社で、建機燃料に再生油やバイオ燃料の活用を試す動きが広がっている。
CO2削減の本命は電動ショベルや水素エンジンショベルだが、価格が一般機の3―4倍か、それ以上と高く、燃料補給インフラの課題もある。バイオ燃料軽油よりは価格が高いものの、ディーゼルエンジンをそのまま利用できるため車体改造など追加投資が要らない利点がある。
 
昨年コマツでは欧州で工場から出荷する際の燃料にバイオ燃料を採用することを発表。
 
農機(トラクター)においては電動化の動きは出てきたものの技術的、コスト面での課題も多そう。
 
ということで建機、農機においてのカーボンニュートラル対応は当面はディーゼルエンジンをそのまま利用してバイオ燃料で対応しそうと勝手にイメージ。
 

まとめ

独自技術を持つ尿素SCRシステムは今後も需要の先細りはなさそう。成長性があるとは断言できないが日系メーカーへのシェアが高く安定性はありそう。北米事業はプロダクトも多岐に渡り分析が難しいが物流拠点の移転、拡大についても言及しており明確な悪材料も特になさそう。四季報は足元ネガティブ予想だがとりあえず2月の決算に注目したい。
 
 
 

現在の評価損益状況

楽天証券

来週から決算シーズンが本格化。前回のような無理なギャンブルはしない。基本は決算通過後に拾うスタンスで臨みたい。
 
 

 

「還元強化期待」銘柄個人的まとめ(´・ェ・`)

今週も全体相場は大型株を主導に上昇が続いている。高配当も特に人気化している印象。小型株では5942日本フイルコンが先週金曜日引け後に発表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」にて配当の最低水準をDOE2.4%以上としたことで増配と共に急騰した。やはり安定性のある配当利回り5%水準は買われると見た。そこでまた「還元強化」に主眼を置いてあまり話題に上がってなさそうな銘柄をピックアップしてみた。

 

3355クリヤマホールディングス
PER PBR 利回り 信用倍率
5.5 0.45 3.26
時価総額 205億円
事業内容
ゴム、合成樹脂製品が主力。産業用や建設用中心。尿素SCRセンサー事業も。
現在業績連動の配当性向は採用していないが昨年QUOカード優待廃止し配当による直接的な利益還元を充実を方針に5円増配。23年12月期第2四半期決算説明資料にて「今後は、最適な資本構成を勘案しながら、株主還元方針を改めて検討」と記載あり→DOEや業績連動型の配当性向採用が期待される?昨年は自己資本342億に対して配当5億9100万円(DOE1.75%)配当性向17%で利回り3%ある。業績連動の配当性向30%などを採用すればインパクト大か?
決算説明資料
 
6151日東工器
PER PBR 利回り 信用倍率
12.7 0.64 3.26 52.33
時価総額 414億円
事業内容
迅速流体継ぎ手で首位。機械工具、リニアポンプ、ドアクローザなど展開。海外強化。
現在の配当方針は連結配当性向40%を目処。前回の決算説明質疑にて「2024年度から開始する新中期経営計画には、ROEも併せPBR改善を踏まえた企業価値向上対策も検討」と回答あり。「決定次第、開⽰いたします」とあるが2024/05の本決算と共に発表が本線か?既に配当性向40%だが更なる還元強化があるか?
2024年3⽉期中間決算説明 質疑応答集
 
7864フジシール
PER PBR 利回り 信用倍率
15.6 0.74 1.99 2.09
時価総額 1,059億円
事業内容
熱収縮性ラベルでシェア首位。デザインから製造まで一貫。ソフトパウチを拡大。
現在の連結配当性向は20~25%を目標としている。前回の決算説明資料にて「従来から安定的な株主還元を行ってきたが、自己資本は毎期増加。今後、業績連動だけではなく財務健全性に応じた配当方針の変更も視野に入れ検討を進める。機動的な自己株式取得も引き続き検討。」と記載あり。
株主資本コストは5%前後が前提。財務健全性に応じた配当方針=DOE採用を期待。今期DOEだと1.6%と低い部類だと思うので更なる還元強化期待ありか?
2023年度 第2四半期決算補足説明資料
 
 
4116大日精化工業
PER PBR 利回り 信用倍率
11.3 0.41 2.95 6.28
時価総額 504億円
事業内容
顔料外販でトップ。合成樹脂着色剤など二次製品に注力。情報記録材も。
現在の配当性向は2~3割程度を計画。12月発表の資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応についての中で「当社株主資本コストを上回る水準として、ROE9%を早期に達成し、PBR1.0 倍超の早期達成を目指します。次期中期経営計画の策定・実行(2025 年3月期~)配当政策(配当性向)を次期中期経営計画にて見直し検討等の記載あり。現在PBR0.4倍台とかなり低水準なので自社株買いや配当性向の引き上げが期待される。新中計は5月本決算と共に発表か?
資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について
 
 
以上
どの会社も事業内容の深堀りはほとんど出来ていないがこの中で今のところ一番気になっているのが3355クリヤマホールディングス。2月の本決算が注目されるし事業内容ではディーゼルエンジン排気ガス浄化の尿素SCRシステム関連に独自技術を持っているのが特に気になった。開示資料には尿素SCRシステム関連がどの程度売上利益を占めているのか、どの領域で伸びているのか等の記載はなし。ちなみに四季報だと今後海外事業が停滞していくとして来期はネガティブ予想。おそらくこれも現在株価が低い要因の一つ。ただし会社の開示を読む限り今後事業が停滞するような根拠は掴めず。遡ってみるとこの会社に関して過去に四季報は会社予想に対してかなり強気予想を出していたりするので四季報がどのような根拠で予想を出しているのか気になる。
 
 

現在の評価損益状況