エル川の株ブログ 爆益への意志

株式投資についての私的雑記です。主にアウトプットとしてのブログです。こんなんでも爆益を夢見ています。投資日記的にやっていますがコメントくれたらうれしいです。Twitter https://twitter.com/elflf16

決算シーズン序盤が終了(´・ェ・`)

決算シーズンの序盤戦が終了。来週が決算シーズン中盤、再来週が終盤と勝手に位置付けている。

今週、話題になった話だとあおぞら銀行とか日本テレビとかどちらも全く知らなかった話であった。テレビ局は低PBRとして去年から上がり続けいたが、今回の外国人株主に配当を受け取れるようになるといったストーリーも想定して投資していたガチ勢もいるのだろう。

そして自分には根拠がほとんどわからないものも多いが2倍株研究会で個人投資家界のスタープレイヤー達が挙げている銘柄は大体強い。来年は更なる出席争奪戦になりそう。それどころか相場への影響力から開催自体がなくなってしまうのではと危惧している。とりあえず今のうちに銘柄検討会が行われる湘南投資勉強会などにはなるべく参加したい。銘柄自体を知りたいというよりそこに至った過程や思考などを探りたいという気持ち。もちろん今の自分ができうる限りのアイディアは晒け出しつつ。

 

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今週は売買なしだったが含み益が一気に増えた。良い地合いが続いており保有株の決算後の反応が総じて上。今回は決算を持ち越す持ち越さないという意識はなく、決算後に極端に下がったら買おうというようなスタンス。狙って上がった訳ではないのでやったぜ!という気持ちはあんまりない。今週だけだと思うので調子に乗らないようにしたい。前回の決算シーズンは「もうこれで終わってもいい」という気持ちで決算跨ぎプレイを挑んで盛大にやらかした。私は今まで決算プレイで狙い通りの結果になった記憶がない。目先の結果を意識するとありきたりかつ多数派の行動を取ってしまうのでやはり向いていないのだろう。

3355クリヤマホールディングスの事業分析(´・ェ・`)

先週書いた還元強化期待銘柄の中で気になっている3355クリヤマホールディングスの事業を少し深堀りしてみたのでまとめておく。

 

 

3355クリヤマホールディングス

株価指標

PER PBR 利回り 信用倍率
5.6 0.46 3.17
時価総額 211億円

事業内容

ゴム、合成樹脂製品が主力。産業用や建設用中心。尿素SCRセンサー事業も。

 

セグメント別売上利益構成(2022年12月期)

北米事業の売上高が49.8%と約半分を占める。一方で利益はアジア(産業資材)事業の比率が49.2%と約半分を占めている。ということで売上高比率の高い北米事業と利益比率の高いアジア(産業資材)事業にフォーカスしたい。

 

北米事業

ホームページによると北米事業の製品ラインナップは 熱可塑性樹脂ホース 、産業用樹脂ホース、飲料用ホース、高圧樹脂ホース、メタルホース、産業用ゴムホースと多岐に渡る。プロダクト毎の売上利益比率の開示はないが主に産業用として使用されていると解釈。

https://www.kuriyama-holdings.com/business/north-central-america/

 

四半期毎の売上推移をみるとここ2~3年は北米事業の売り上げが急速に伸びている。本来的な産業の成長に加えインフレ、円安の影響が大きい?直近の決算短信によるとどのプロダクトも足元の販売は概ね好調に推移との事。

 

また、最新の決算説明資料によると2024年初旬に北米本社物流拠点の移転、拡張が発表されているのでこれから利益率の改善などに繋がるのか注目。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/3355/ir_material_for_fiscal_ym/141621/00.pdf

 

アジア(産業資材)事業

ホームページによると産業資材事業の製品ラインナップは尿素SCRシステム、成形ホース・モジュール製品、各種ゴム・樹脂製品、NORMA製品。北米事業同様こちらもプロダクト毎の売上利益比率の開示はなし。

https://www.kuriyama-holdings.com/business/industrial/

ディーゼルエンジンの浄化システムである尿素SCRシステムが気になったのでIRにメールで問い合わせしてみた。以下に回答をまとめる。

 

尿素SCRシステム関連事業のシェアは日系の建機・農機業界では、約8割程度のシェア
・子会社サンエーが手掛ける熱伝導方式による尿素水識別センサーは、自の技術であり、その製造技術は国内外で特許権保有
尿素SCRシステム関連の売上比率は年度により多少変動するが、産業資材セグメント全体の3~4割程度。利益率は取引先との守秘義務等にも影響しかねない為非開示。
尿素SCRシステム関連の利益率は、尿素水識別センサーに加え、SCRシステムとして必要な部材を複合的に組み合わせた状態で供給する場合が多いことから、単品製品を供給する事と比べて付加価値が高くなる傾向にある。
・産業資材事業における売上比率は、建機・農機向けが約65%、船舶プラント向けが約10%、乗用車向けが約5%、トラック向けが約5%、その他量産機械向けが約15%(2022年度実績)。
尿素SCRシステムで最も伸びている分野は、建機・農機向けだが直近ではトラック向けも増加傾向にある。
 
日系の建機、農機業界でシェア約8割というのは割と衝撃的だった。尿素SCR関連の売上比率は産業資材セグメント全体の3~4割という事は2022年12月期の推測は売上高約190億のうち約55億から77億くらいか?利益比率は非開示だが少なくとも売上比率よりは高そう?となると尿素SRCシステム関連の利益が会社全体における占める割合も大きそうである。
 

建機、農機の出荷推移

産業資材事業における売上は建機・農機向けが約65%という事で建機、農機業界の出荷推移が気になった。建設機械出荷・生産実績統計というものを見つけたので年度別の出荷推移をまとめると全体の出荷台数の推移は以下のようになった。

※2023年度は4-11月時点の数字。

https://www.cema.or.jp/general/statistics/index.html

2021年以降若干増えているが大体横ばい傾向?全体推移だが安定性はありそう。
 

建設機械のEV化について 

また、建設機械のEV化やカーボンニュートラルも気になったので色々ググって出てきた記事をまとめる。
 
2年前の記事だが建機業界においては電動化市場は現時点では世界のどこにもないコマツの社長が言及している。

建機におけるカーボンニュートラルに向けてはバイオ燃料を活用する動きが広まっている。

建設機械各社で、建機燃料に再生油やバイオ燃料の活用を試す動きが広がっている。
CO2削減の本命は電動ショベルや水素エンジンショベルだが、価格が一般機の3―4倍か、それ以上と高く、燃料補給インフラの課題もある。バイオ燃料軽油よりは価格が高いものの、ディーゼルエンジンをそのまま利用できるため車体改造など追加投資が要らない利点がある。
 
昨年コマツでは欧州で工場から出荷する際の燃料にバイオ燃料を採用することを発表。
 
農機(トラクター)においては電動化の動きは出てきたものの技術的、コスト面での課題も多そう。
 
ということで建機、農機においてのカーボンニュートラル対応は当面はディーゼルエンジンをそのまま利用してバイオ燃料で対応しそうと勝手にイメージ。
 

まとめ

独自技術を持つ尿素SCRシステムは今後も需要の先細りはなさそう。成長性があるとは断言できないが日系メーカーへのシェアが高く安定性はありそう。北米事業はプロダクトも多岐に渡り分析が難しいが物流拠点の移転、拡大についても言及しており明確な悪材料も特になさそう。四季報は足元ネガティブ予想だがとりあえず2月の決算に注目したい。
 
 
 

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来週から決算シーズンが本格化。前回のような無理なギャンブルはしない。基本は決算通過後に拾うスタンスで臨みたい。
 
 

 

「還元強化期待」銘柄個人的まとめ(´・ェ・`)

今週も全体相場は大型株を主導に上昇が続いている。高配当も特に人気化している印象。小型株では5942日本フイルコンが先週金曜日引け後に発表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」にて配当の最低水準をDOE2.4%以上としたことで増配と共に急騰した。やはり安定性のある配当利回り5%水準は買われると見た。そこでまた「還元強化」に主眼を置いてあまり話題に上がってなさそうな銘柄をピックアップしてみた。

 

3355クリヤマホールディングス
PER PBR 利回り 信用倍率
5.5 0.45 3.26
時価総額 205億円
事業内容
ゴム、合成樹脂製品が主力。産業用や建設用中心。尿素SCRセンサー事業も。
現在業績連動の配当性向は採用していないが昨年QUOカード優待廃止し配当による直接的な利益還元を充実を方針に5円増配。23年12月期第2四半期決算説明資料にて「今後は、最適な資本構成を勘案しながら、株主還元方針を改めて検討」と記載あり→DOEや業績連動型の配当性向採用が期待される?昨年は自己資本342億に対して配当5億9100万円(DOE1.75%)配当性向17%で利回り3%ある。業績連動の配当性向30%などを採用すればインパクト大か?
決算説明資料
 
6151日東工器
PER PBR 利回り 信用倍率
12.7 0.64 3.26 52.33
時価総額 414億円
事業内容
迅速流体継ぎ手で首位。機械工具、リニアポンプ、ドアクローザなど展開。海外強化。
現在の配当方針は連結配当性向40%を目処。前回の決算説明質疑にて「2024年度から開始する新中期経営計画には、ROEも併せPBR改善を踏まえた企業価値向上対策も検討」と回答あり。「決定次第、開⽰いたします」とあるが2024/05の本決算と共に発表が本線か?既に配当性向40%だが更なる還元強化があるか?
2024年3⽉期中間決算説明 質疑応答集
 
7864フジシール
PER PBR 利回り 信用倍率
15.6 0.74 1.99 2.09
時価総額 1,059億円
事業内容
熱収縮性ラベルでシェア首位。デザインから製造まで一貫。ソフトパウチを拡大。
現在の連結配当性向は20~25%を目標としている。前回の決算説明資料にて「従来から安定的な株主還元を行ってきたが、自己資本は毎期増加。今後、業績連動だけではなく財務健全性に応じた配当方針の変更も視野に入れ検討を進める。機動的な自己株式取得も引き続き検討。」と記載あり。
株主資本コストは5%前後が前提。財務健全性に応じた配当方針=DOE採用を期待。今期DOEだと1.6%と低い部類だと思うので更なる還元強化期待ありか?
2023年度 第2四半期決算補足説明資料
 
 
4116大日精化工業
PER PBR 利回り 信用倍率
11.3 0.41 2.95 6.28
時価総額 504億円
事業内容
顔料外販でトップ。合成樹脂着色剤など二次製品に注力。情報記録材も。
現在の配当性向は2~3割程度を計画。12月発表の資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応についての中で「当社株主資本コストを上回る水準として、ROE9%を早期に達成し、PBR1.0 倍超の早期達成を目指します。次期中期経営計画の策定・実行(2025 年3月期~)配当政策(配当性向)を次期中期経営計画にて見直し検討等の記載あり。現在PBR0.4倍台とかなり低水準なので自社株買いや配当性向の引き上げが期待される。新中計は5月本決算と共に発表か?
資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について
 
 
以上
どの会社も事業内容の深堀りはほとんど出来ていないがこの中で今のところ一番気になっているのが3355クリヤマホールディングス。2月の本決算が注目されるし事業内容ではディーゼルエンジン排気ガス浄化の尿素SCRシステム関連に独自技術を持っているのが特に気になった。開示資料には尿素SCRシステム関連がどの程度売上利益を占めているのか、どの領域で伸びているのか等の記載はなし。ちなみに四季報だと今後海外事業が停滞していくとして来期はネガティブ予想。おそらくこれも現在株価が低い要因の一つ。ただし会社の開示を読む限り今後事業が停滞するような根拠は掴めず。遡ってみるとこの会社に関して過去に四季報は会社予想に対してかなり強気予想を出していたりするので四季報がどのような根拠で予想を出しているのか気になる。
 
 

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2倍株研究会に行った話、厚板値上げで造船株が爆下げ(´・ェ・`)

年明け早々から大型株を中心に指数は上昇し続け日経平均は一気に3万5千円を突破。これが新NISAの力なのか?私含め個別株をやっている個人投資家はあまり指数に乗れていない印象。買い時を窺って買えないような状況。個人的には2月の決算一巡を待つという姿勢である。

 

2倍株研究会に行った話

先週土曜日の2倍株研究会は初参加の方が多かった印象だったが運よく剛腕投資家の方々とも同卓できた。自分には到底たどり着けない銘柄アイディアを次々に聞くことが出来て大変勉強になった。相場強者達のお話を聞いていると視点が多彩で好奇心、行動力がとにかく強く確度の高い様々な独自材料を積み上げている感じがしてこれが本物の上位1%になる人間か・・・と思い知らされ感動した。自分のレベルの低さを痛感した。

四季報の通読は今までしてこなかったがやはり思わぬアイディアに繋がる可能性もあると思うので今後やっていきたいと思う。湘南投資勉強会にも参加していきたい。今年は空前の勉強会ブームが訪れると思っている。

 

厚板値上げ報道で造船株が爆下げ

日本海事新聞による厚板価格の値上げ報道で造船株が爆下げ。この件に関して名村造船所にメールで問い合わせてみたが問い合わせが殺到しており個別回答は出来ないとの返信が先ほど来た。

まとめると「鋼材は製造原価の20~40%。契約形態は非公表。業績予想には最新情報を織り込んでいる。厚板についても海外調達を行っている。海外調達比率は非公表。今後も為替動向を見据えつつ視野を広げ新規取引先の開拓も進めたい。受注後の値上げ、船価の改定等は一般的ではない。」といった感じ。

今回の値上げ内容を既に直近の業績予想に織り込んでいるのかは不明。マイナス材料であることは間違いないが今後海外調達比率を増やして対応していくのだろうか?海事新聞の記事では鉄鋼ミルは値上げの根拠について「原料炭価格の上昇と為替の円安による調達コストの増加、インフレによる諸経費の増大」を挙げているとあったが「インフレによる諸経費」に来たる2024年問題の対応も含まれているのだろうか?もし含まれていないのであれば2024年問題を理由に今後更なる値上げも控えているのかも知れない。

 

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この一週間は2倍株研究会で仕入れた爆益確定銘柄候補を調査中。週末も捗ると良い。

 

 

 

 

 

 

今年は2024年問題がテーマという雰囲気。運賃上昇ついて(´・ェ・`)

年明け一週目は2024年問題が今年のテーマとして特に急速に注目が集まっている印象を受けた。昨年12月の国土交通省の資料が話題になっていたので目を通してみた。
 
「標準的運賃」 及び「標準運送約款」の見直しについて
 
超単純にトラック輸送の「運賃上昇」にフォーカスすると
・運賃上昇による負担増=メーカー、卸売り、小売りなどの荷主側
・運賃上昇による恩恵享受=運送会社
という事で運送業をメインでやっている会社に恩恵がありそう。実際には卸売りと運送を兼ねてたりする会社なども多いがとりあえず大発会で上昇した銘柄を恩恵を受けそうなテーマ別に見てみた。
 
大発会(1月4日)に上昇した銘柄一覧(株探より)
「陸運」がテーマ

3PL」がテーマ

 
全体的に上昇したが9036東部ネットワークが出来高急増かつ2桁上昇と特に強かった。大発会での急騰はおそらく年末年始のXの著名投資家達の2024年問題についての投稿による影響が大きいと思う。
東部ネットワークは2024年問題に加え低時価総額であり超低PBRというテーマも兼ね備えている。業界再編によるM&A期待なども?
また、会社説明によると主に飲料製品、セメントなどのトラック輸送を行っているとある。先ほどの「標準的運賃」 及び「標準運送約款」の見直し資料に特殊車両割増の事項を追加という項目があり、これにはセメントバルク車が含まれているのでメイン事業面で他の運送会社よりも特に運賃上昇による恩恵がある会社ではないかと考えられているのかもしれない。

 
これらテーマ性という観点で見れば東部ネットワークがドンピシャで当てはまる感じがあり急上昇したのも納得である。
ただ、IRや還元意識という面で見れば今まであまり株主の方向を向いてきた感じではなさそう。(それが超低PBRの一因?)
今後もこの姿勢に変化が起きなければ失望売りもされるかも知れない。逆にこれからPBR改善策だったり具体的に値上げのニュース等が出てくれば更に上がりそう。値上げの実態(業績影響)がいつ、どれほどになるのかも見ていく必要がある。
という事で「陸運 値上げ」で検索してみたら下記の記事が目に留まった。
 
ゼロ、2024年1月から運賃を平均20%値上げ 取引先3万社が対象 2024年問題対応で人件費に充当
 
9028ゼロは主に中古車輸送(輸出する中古車をオークション会場から港近くのヤードに運んだりなど)を手掛ける運送会社。最新の決算説明資料(2023年6月期)によると「車両輸送事業による増益」が大きく全体事業に占める車両輸送事業の利益も大きいので運賃20%の値上げは結構な利益恩恵がありそう。だがこの記事が出た12月4日以降も株価は特に反応していない。
20%値上げは結構なインパクトだと思うがこれは流動性が低い過疎株だから単純に見逃されている?値上げ及び人手不足による輸送量減少、値上げ以上の人件費負担増などが懸念がある?全く別の要因?よくわからないが指標面で特に割高感もないのでこの値上げが今後無事に業績に反映されれば株価は上がりそうなので注目しておきたい。
 
9028ゼロ決算説明資料(2023年6月期)

 
また、「荷主側の負担増」という観点では個人的に下記の記事が気になった。
 
物流のコストアップ/日本製鉄、需要家へ負担要請/〝SC全体での対応〟に主眼/あすの物流支え、守る2024年問題
 
出だし部分しか見れないが「日本製鉄は、デリバリー能力の維持・向上に必要な物流のコストアップについて、需要家に負担を要請する。国土交通省の標準的な運賃の動向などを踏まえ、品種特性やさらなる自助努力によるコスト改善の効果も勘案。サプライチェーン(供給網、SC)全体での適切な対応に主眼を置いて進めていく。」とある。
「需要家」にはおそらく今のトレンドである造船所も含まれていると解釈。私を含め造船株投資家は国内で現在高止まりしている鋼材価格は近いうちにピークアウトし中国と同様に値下げ方向に転じることを期待していると思うが仮にこの2024年問題を理由に更なる値上げとなれば上場している造船2社にとって結構なマイナスインパクトになるかもしれない。
 
 
まとめると
・超単純に運賃上昇という観点で見れば運送業メインの会社が恩恵を受けそう。
・ただしドライバーの人件費上昇という名目であるためどれほど収益改善に影響するかは未知数。逆に人員確保負担増による収益性悪化懸念も。
・値上げによる運送業者の収益改善という観点で見ればインパクトは去年の食品メーカーの値上げと同等くらいになる可能性も?国がバックアップしみんな強気に値上げしようというマインド?
・需要家含む荷主側の負担増加による収益悪化影響、または各所で更なる価格転嫁がなされて更なるインフレ加速の可能性も。
 
まだまだ自分の解像度が低すぎてよくわからないというのが正直なところである。時すでに遅しとなるのかも知れないが実際に4月以降はどうなるのだろうか。
 
 
 

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明日は二倍株研究会。今の投資家の雰囲気を感じ何かを得られればと思う。

 

2023年の年間投資運用成績(´・ェ・`)

今年は私にとって大きなものを失い何かを得た年になった。

という事で今年の年間成績(確定ベースでの成績)を振り返っていきたい。

 

年間の実現損益と配当金等

実現損益-171,339

配当金等+517,252円

NISAメインの口座配当金+116,244円

合計+462,157円

2023年確定損失トップ3

2023年確定利益トップ3

 

生涯成績

 

今年の実現損益はマイナス、配当金込みで何とかプラス。3月の銀行株ショックでの失敗トレードもあったが損益トップ3を見ると些細なもの。終わってみれば全体市場的にも個人的にも今年は造船の年だった。何と言っても11月の造船株決算が圧倒的。内海造船の決算を大量に跨ぎストップ安2連続で損切り→狼狽し名村造船所を決算前に利確、その後ストップ高2連発。

内海造船に関しては市場の期待感と会社の温度感を完全に見誤っていた。造船の未来展望を過信した私と同じ思考の参加者が多かった上に想定外の上方修正なしという結果が重なり想定していた底値を突き抜け寄らずの2連ストップ安。大きく損切り後、名村造船所も自分の想定外が起こる前提で構えなきゃ!という思考に。「もしまた想定外が起きて爆下げしたらまた大きな含み損を抱えてしまう。え、待って、またそんなのがあったら耐えられない絶対無理!眠りたくても眠れないし早く楽になりたい!もう全部放棄して何も考えたくない!」といつの間に長期ポジションを短期ポジション思考に切り替えてしまい決算前の底値付近で全利確。その後好決算で爆上げ。現実を突きつけられて精神崩壊。最短での爆益を焦った欲望、確度の低さ、精神力・・・全てにおいて未熟だった。完全に相場に踊らされてしまった。

内海造船の決算数字を見てどうせ次の決算前にはだいたい戻してそうと第一に思ったが客観的な見立てに対してどうしても心がついていかない。会社側は業績予想や株価に全く関心がなく、むしろ株価を下げたいとすら思える意志を感じその疑心暗鬼の中で含み損を抱えたまま耐え続けられる気がしなかった。

造船株は長い目で見てこれからまだ上があると思う。ただ、その過程で為替、資機材高騰、ドライバルク市況などによっては株価が今年の高値から半分落ちてもおかしくないとも思う。そう思えるような局面でフルゼンツをするのはもう不可能。自分が株を買った時の株価と今の株価は一切関係ないと人は言う。私も普段自分にそう言い聞かせている。しかしいざ自分の容量を超えた含み損を抱え土壇場に立たされるとどうしても抗えない恐怖と本性に支配されてしまう。賢い投資家はそれを十分心得ていてその状況に陥る事態を常に避けている。愚かな私は今回身をもってしてようやくそれがわかった。恐怖を避けるためには絶対に下がらないという確信を掴むor気にならない水準までロットを下げるしかないと思う。爆益集中投資を達成するにはやはり底値で確信を掴まなければならない。造船ガチ勢の方々はあらゆる最悪も想定で底値付近を拾っているのだろう。やはり私は遅すぎた。

色々と語ってしまったが私にとって大きな資産と引き換えに今回得た経験がこれからの自分を強くすると思い込むしかない。年間成績はマイナスだったが1年前の自分よりも強くなったという自信はある。来年こそは人生を変える爆益を掴み飛躍の年にしたい。

 

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中古車業者関連株について(´・ェ・`)

投資家は現場の声をよく求めている。投資対象企業のオープンワーク等の転職サイトの口コミを参照したりするのはファンダメンタルズ投資の一環として当然のように行っている人も多い。今回は私が知っている業界として中古車オークションと中古車輸出株について書いてみた。あまり興味ある人はいないかもしれないが利用者目線のイメージとして参考になればと思う。ユーザーから見たイメージ先行で書いたので銘柄分析にはなっていない。業界に身を置いている、現場を知っているからこその先入観で買えないって結構株あるあるだと思う

さらっと書くつもりだったが書いているうちに説明が長くわかりにくくなっててしまった気がする。

 

中古車オークション関連株

4732USS

中古車オークション銘柄といえば4732USSである。日本最大の業者間の中古車オークション会場運営グループ。オークションの出品台数規模はUSSグループ>その他全国全てのオークション会場を合わせた数といったイメージでそのシェアは圧倒的。USSなどのオークション会場は中古車業者として会員資格を得なければ参加ができない業者間取引の世界である。USSは利益率の高さを見ればわかるが、その圧倒的な規模を生かした優位性のある企業といえる。しかし株式市場ではすでに十分評価されており個人的にはあまり投資妙味を感じない。永久保有株や10年以上といった時間軸で長期投資するのはアリかもしれないが。

5589オートサーバー

USS等のオークション会場の会員資格条件は様々あり色々とハードルがとても高い。そこで最近上場した5589オートサーバーはUSS等のオークション会場の会員になれない(取引量が少なく会費を払うメリットがない等)個人や小規模業者を対象にUSSを含め全国ほぼ全ての会場のオークション参加代行サービスを主に提供している。

3964オークネット

他にも同じようなカテゴリに3964オークネットがあるがオークネットはUSSとは接点がなくオークネットを介してUSSのオークションには参加できない。しかしオークネットはUSSグループ以外のオークション会場と深く繋がっている。オークネットはオークション代行サービスというよりオークション会場の会員資格提供サービスと言った方が良い。顧客に対してUSSを除く全国ほぼ全てのオークション会場(トヨタ系列のTAAなどがある)の準会員としての会員資格を提供する。落札代行ではなくオークション会場の会員資格を顧客に提供するので各オークション会場(USSを除く)との連携、繋がりが強い。そのためオートサーバーなどの落札代行よりも顧客が契約するハードルは高い。USSは直接オークションの運営をしているがオークネットはUSSと違ってオークション会場自体の運営はほとんどしていないので利益率は低い傾向にある。中にはオークネットが直接運営するオークション会場もあるが極小規模である。

 

まとめると

4732USS

オークションの会場運営、オークション市場シェア40.8%

5589オートサーバー

オークションの参加代行(USSを含むほぼ全国すべての会場)を提供

3964オークネット

オークション会場の会員資格(準会員)を提供(USSを除く)

といった感じだと思う。

オークション利用者から見た印象

ある程度取引台数があるオークション利用ユーザー(中古車売買業者)はUSSやその他TAACAAなど規模が大きいオークション会場とは正会員として直接契約、取引台数が少なく会費を支払って正会員になる必要のような小規模なオークション会場はオークネット契約(準会員)でカバーするといった体制で日々の中古車オークションに参加していると思う。基本的にオートサーバーの利用者は小規模業者に限られると思う。取引台数の多い業者は直接オークション会場の会員になった方がコストが断然安上がりなのでオートサーバーなどの代行業者は利用しない。今後もし個人の副業など小規模業者が増えればオートサーバーの取引量も増えるだろうが中古車業での副業は大変そうなのであまり増えていくイメージは沸かない。オークション代行会社も結構ある気がするので個人的なイメージではオートサーバーにはあまり魅力を感じない。オークネットはオートサーバーと比べれば中古車オークションの市場規模が拡大していくにつれて成長性はあるかも知れないがUSSの力がとにかく強大なイメージ。

 

中古車輸出関連株

9268オプティマスグループ

中古車輸出と言えば主にニュージーランド向けに中古車輸出及び輸出検査機関を運営している9268オプティマスグループである。2021年の半ば頃コロナからの復活したニュージーランド向けの中古車が破竹の勢いだったのを業界の中から身をもって感じていた。(最近のオーストラリア事業については中古車メインではないと思うのでよくわからない)

21年の半ば頃から上がっていたが個人的にニュージーランドは中古車の規制にやたら厳しいイメージもあったので手が出せず。例えばESC装備の義務は2年毎に対象車種が厳しくなっていき2020年以降は全ての車種が対象となっている。過去この規制強化が進むタイミングで輸出台数が若干落ちたりしたのではないかと思う。

https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-001225.html

中古車の輸出規制や関税は当然国によってバラバラだし国の規制が突然コロコロ変わったりする。今日まで好調だったのに規制強化で突然来月から輸出NGになるような国もあった。そのため中古車輸出業者は数十カ国に営業網を張り巡らせて常にマーケットの変化を見続けなければならない。輸出検査機関を運営しているのはかなり強いが一方でニュージーランド一国に大きく依存するビジネスモデルは結構危ういのでは?という先入観もあり投資対象としては敬遠してしまっていた。結局去年から見ても更に爆上げしているのだけど・・・。

少しマニアックな話だがニュージーランドは2021年にトヨタのITS Connectというオプションを搭載している車両は輸出NGという規制を開始しそれに少し頭を悩ませている輸出業者もいる。

http://www.inspections.jp/download/ATJ_Announcement-NZTA_ITS_Connect_System.pdf

現在ニュージーランドに輸出している人気車両はアクアとプリウスが圧倒的ツートップだが2016年以降のモデルであるZVW50型のプリウスにこのITS Connectがオプション装備されている場合がある。このITS Connectを装備しているかは車体番号で判別できないので直接現車を確認する必要がある。今までの私の体感だと10~15台に1台くらい?がITS Connectを装備している。装備している車両の方が圧倒的に少ないが装備していたらニュージーランドに輸出できない。親切な出品者だとたまにオークションの車両の情報を記載する出品票に「ITS Connect装備あり」と記載してくれているが基本的には書いていない。そして毎日何十台何百台というオーダーがある業者は落札前に一台一台全ての車両を確認するのはほぼ不可能である。もしオークションで落札して引取り後にITS Connect装備車両でニュージーランドに輸出できない!となった場合は手間と費用と時間をかけてディーラーに撤去してもらうか運がなかったと今度は出品者として再出品に流すしかない。多分ほとんどの業者は再出品を選んでいるのではないかと思う。現在プリウスの中古車はITS Connect装備のない旧型のZVW30型の方がまだ主流だがこれから徐々にZVW50型が増えていくにつれて中古車輸出業者達の頭を更に悩ませていくのかもしれない・・・。

 

 

 

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今週ニュースきっかけ?に造船爆上げ。嬉しいけども上がる度にあの時手放さなければ今頃・・・という事ばかりに囚われてしまう。愚かでズルくてぬるくてダサい。