8005スクロールの4Q赤字とアパレル業界の傾向
昨日から気になった8005スクロールについてなぜ4Qだけ毎年営業利益赤字になっているのかIRに聞いてみた。結論としては2Q、4Q期間に期中に売れ残った品物の在庫処分としてクリアランスセールなどを行うので売上、営業益がマイナス計上になる傾向にあるとの回答だった。これは毎年例外はなく今年以降に関してもそういったビジネスモデルは継続していくとのこと。
IRの方曰く2Q4Qに売上と利益が落ちる傾向はアパレル業界などにおいては常識的な共通認識となっているとのこと。よく聞き取れなかったがそれを表すような業界用語もあるみたい。
8005スクロールは4Qの営業利益の赤字が特に目立つが、9997ベルーナを見れば2Q4Qに売上と利益が落ちる傾向は顕著である。ベルーナはアパレル以外にもいくつかセクターがあるので営業益赤字にはなっていないが2Qと4Qの数字が毎年低くなっている。
が、その一方でアパレル通販で最も有名と言って良い3092ZOZOを見るとその傾向は全く見られない。これは何も調べてないので推測だがZOZOはアパレル業界にとっては革新的なビジネスモデルを取ってきたのだろうと思われる。誰か詳しくわかる方に解説して欲しいのである。
私自身は今までアパレル業界と全く接点がなかったので今回のIRへの問い合わせは大変勉強になった。というか年度末に在庫処分を行うのはどの業界でも同じような気がするけど、そこらへんに関して全然意識できていなった。IR資料に毎回記載してくれれば助かるのだけど企業側はネガティブな要素を極端に隠すor表現しないのでこういったところは自分自身で見極めていかなければならない。
投資する企業の業界に関してある程度精通しておくことも重要なファクターである。そういうところが私は決定的に欠如していると痛感する。生き残っている投資家で無知な人間など存在しない。例えばある業界のビジネスモデルに精通できれば革新的な企業が現れたときにそれを発見できるかもしれない。私はまだまだゴミコッパ投資家なので今回の私の発見は多くの投資家にとっては常識的な認識なのかもしれないが、もしこれを読んで私同様勉強になったと思えた方がいれば嬉しい。
現在の保有状況
コロナ好影響好決算が素直に買われる相場。9997ベルーナは私は多少インパクトに欠ける決算だったと思っていたので寄りで半分利確したが一時ストップ高にタッチする爆上げ陽線。3961シルバーエッグは寄り付きで買おうか悩んだがまだ決算まで一週間あるので買わず。が、場中にEC関連の好決算の連想の思惑と思われる買いが集まり爆上げ。思い返せばEC関連がこれだけ買われる中で下げるリスクほとんどなかったと思うので反省。決算まで安くなれば拾いたい。4436ミンカブも爆上げ。明日の決算前にどう立ち回るべきか検討中。。。
