5891魁力屋が気になっている。
近所に一店舗あるのだが先月頭に店の前を通った時に「お祭りかな?」と思えるほどの歩道にはみ出るほどの行列ができていた。何事かと思って調べてみたら6月1日2日は創業祭で会計時にラーメン一杯無料券を配っていた模様。その後も観察しているが歩道にはみ出るほどではないが今も週末の夜は行列を作っている。近所の店舗は好立地かつ無料券消化の影響もある?近所の店舗は周辺に唯一広い駐車場のある好立地ラーメン屋なのだが近所の他のラーメン屋と比べて異常な混み方をしている印象を受ける。
月次推移をみると6月は無料券の影響もあり客数をメインに前年同月比で上昇している。4月24日に値上げをしているが客足が遠のいているような影響はあまり感じられない。
あと、私の近所の店舗は何カ月か前に改装して全席タッチパネルを導入していた。(会計は店員が対応)。これは店舗運営の効率化に繋がっていると思われ、おそらく他の店舗もタッチパネルの導入が進んでいると思うがIR資料にはタッチパネル導入については記載が見当たらなかった。
決算説明資料によると出店余地は多く将来的には700店舗を目指すとのこと。ロードサイドが中心という事で3399山岡家が純粋な競合に当たると仮定。ちなみに山岡家の方は将来的に300店舗を目指すとあった。
以下簡易的な比較。
・株価指標と時価総額
魁力屋
PER | PBR | 利回り | 信用倍率 |
---|---|---|---|
28.1倍 | 2.86倍 | 0.69% | -倍 |
時価総額 | 127億円 |
山岡家
PER | PBR | 利回り | 信用倍率 |
---|---|---|---|
19.7倍 | 7.13倍 | 0.16% | 6.80倍 |
時価総額 | 318億円 |
・店舗数
魁力屋 152店舗
山岡家 185店舗
・売上利益推移
魁力屋
山岡家
山岡家の去年からの伸び方がとてつもない。ここまで差が開いているのは主に山岡家ブームの影響なのか?店舗数に大きな差はないのに売上が3倍も違うのは単純な人気差に加え山岡家は全て直営店であることや24時間営業ということが大きい?
とはいえ出店ペースは魁力屋が早く将来的な出店余地も魁力屋の方が現状で約倍多く見積もっている。現状のPER評価には出店余地(成長余地)もアップサイドがあると考慮されているように思える。魁力屋の方はロードサイド以外の商業施設店舗の出店もあるが。長い目で見れば時価総額的に魁力屋は山岡家にもっと近づいていくポテンシャルはありそうにも思える。
また、飲食系、特にラーメン屋なんかは株主優待券がついているものかと思っていたが意外な事に魁力屋は株主優待が現在ついてこない。将来的に優待導入の発表があればその時には上がりそう。優待先回り的に100株だけ買っておくのもありかも。売上高の差、直営店とFCの構造などをもっと調べれば勉強になりそうだが今日のところはこれが私の限界。今後ラーメン関連株がどうなっていくのか見ていきたい。
年間損益額と現在の評価損益状況
確定損益はなかったが信用配当金が若干入った。今週日経平均が3月以来再び最高値、TOPIXが史上最高値を付けたがやはり大型株が主導している印象。私の保有株は中小型株のみなので含み益はあまり変わらず。