エル川の株ブログ 爆益への意志

株式投資についての私的雑記です。主にアウトプットとしてのブログです。こんなんでも爆益を夢見ています。投資日記的にやっていますがコメントくれたらうれしいです。Twitter https://twitter.com/elflf16

チタン銘柄についての現在の投資判断材料まとめ(´・ェ・`)

現在保有中の大阪チタニウムと東邦チタニウムの投資判断についてポジティブ材料とネガティブ材料を調べて検討してみたのでまとめておく。外部サイトの画像も引用しているのでもし投資を検討している人がいたらこっそりと参考にしてほしい。

 

ポジティブ材料

以下のような圧倒的な事業環境好転
・民間航空機受注はコロナ渦における最悪期からは回復傾向。

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・世界各国のスポンジチタン生産量と生産規模

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アメリカ本国の業者はコロナの影響で工場閉鎖(廃業?)で2020、2021年ともに生産なし。
中国で生産されるスポンジチタンは航空機本体に参入できていない状況らしい。そもそも中国はロシアとは友好的、欧米とは敵対関係寄りなので代替需要としては避けたいという思惑もある。
・上記一覧のサウジアラビアは東邦チタニウム出資の合同会社
・航空機向けチタンの供給は価格優位性のあったロシアメーカーに大きく依存していたが、そのロシアを除くと残る供給元は日本メーカー2社とキャパ26000トンのカザフスタンのみ。経済制裁をきっかけにロシア企業との取引を停止する流れが続いており今後はほとんどを日本の2社に頼らざるを得ない状況になっていくと予測される。

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ネガティブ材料

インフレによる原価コスト高騰に対する価格転嫁への不安

・鉱石、電力、その他の原材料を含めた全てのコスト面で高止まりが進行中。今後の原価コストは間違いなく過去最高となる見通し。
 
・鉱石価格

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・コンテナ船運賃指標

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・電力高騰に伴うコストついて

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原材料の鉱石高騰は2016年頃を底に2018年以降から続いておりここ数年はロシア企業との価格競争もあり原材料の高騰に対して十分な価格転嫁ができていないように映る。(売上高に対する営業利益減)
 
大阪チタニウム決算推移

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国内販売価格は全て年度ごと(4月から)に交渉され大阪チタニウムは30%要請で交渉、東邦チタニウムは6ヶ月越え1年未満は15%で決着とそれぞれ報道があった。

news.yahoo.co.jp

news.yahoo.co.jpこれで十分な価格転嫁となるのかも疑問だが、特に問題なのは海外販売価格への価格転嫁。国内販売価格とは違って海外販売価格は契約期間及び内容が取引先企業によって異なる。東邦チタニウムの場合は8割強が3-5年の長期契約(2020年頃の時点?)と言われており契約中の価格見直し条項もない場合もあるという。大阪チタニウムはIRに問い合わせたが海外取引先との契約期間の割合や更新時期は公表していないとの回答だった。(単年もあれば複数年契約もある)個別の契約状況については今の時点で確認しようがないのでインフレに伴うコスト高騰を販売価格に転嫁できない期間が長引く可能性もある。貿易統計の月ごとの価格推移で確認していくしかないか。ただしロシア企業との取引が敬遠されてほぼ日本企業2社が独占する環境下において今後長期的には強気に価格転嫁を打ち出していけるのではという期待もある。

 
 その他のリスク要因(可能性低い)
・航空機需要回復の遅れ。スポンジチタンの在庫が有り余っている状況なのでボーイングはロシアのと契約を打ち切ることが出来た?(長期的には懸念すべきではないか)
・ロシア国内でクーデターが起こるなどでプーチン体制が失脚し世界中が一気にロシアに歩み寄り制裁解除に向かう(今の所はかなり可能性は低いと思われる)
・新たなパンデミックの勃発、災害リスク(最近地震が多いので心配だがこちらもリスクは低いという前提で)
 

まとめ

・航空機向けスポンジチタンにおける今後の事業環境は日本の2社でほぼ独占されるような状態
・需要が拡大する海外企業の取引先に対して価格転嫁をどう実行していけるかがカギ
・現状の海外企業との個別の契約は判断しようがないので価格転嫁がいつからどのように反映されていくかは不明
 
現在の株価は今後確実に増えるであろう需要に対して価格転嫁を実行できるという思惑で上がっている節もあるので注意が必要だと思えてきた。仮に今後稼働率がフル生産体制に向かう中でインフレによるコスト高騰に対して十分な価格転嫁が間に合わず作れば作るほど赤字という状態に陥ってしまう期間が長引くリスクもある。インフレによるコスト高騰を想定していない長期契約がどのような状態にあるのかは不明なのでこれは大きなリスクになり得るかもしれない。次回の決算や月ごとの貿易統計の輸出価格推移を見つつ判断していく方が賢明か。ただ事業環境はほぼ確実に長期的には有利な状況に向かっていると思うのでポジション調整は悩みどころ・・・とりあえず日々のアップデートは怠らず投資判断をしていきたい。
 

地銀株を利確し主力銘柄群を買い増し(´・ェ・`)

去年12月から持っていた地銀株軍団を本日利確。合計で+22万程。

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マザーズ銘柄が昨日から大きくリバウンドして転換点を迎えている説だったり停戦期待でインフレ懸念後退だったり・・・色々変化が起きつつあるが方向性がイマイチわからない。地銀株は今売らなくても良かったがNISAでも100万くらい投資しているし配当も跨いだので利確して別銘柄に備えることに。

というわけで5541大平洋金属1000株と5727東邦チタニウム2000株を信用で追加。

LMEニッケル価格は現状去年の高値から1.5倍以上の水準で推移しており貿易統計で確認できた2月の海外輸出量も問題なさそうだった。ステンレス需要回復傾向+LMEニッケル価格の状況を考えると大平洋金属の株価は6000円は超えていかないとおかしいと思っている。世界的に競合が多いという懸念はあるが販売価格の高騰を考慮すれば去年の販売数量水準を維持してくれるだけでも十分。ということで寄り付きから強気で買ったが引け後に電気炉の溶融物漏出事故のIRが・・・。修繕中の電気炉の事故で人的被害もなかったのでおそらく生産業績に対する影響は軽微だと思っている。爆下げしたら拾いたいが問い合わせしてみる必要があるかもしれない。

5727東邦チタニウムは既に追加受注を受けてフル稼働体制に向かう報道が出ているので長期的に株価を伸ばしていくと思う。赤字予想で追加受注については現状不明瞭な5726大阪チタニウムと比べると爆発力はないと思うが今後安定的に株価を伸ばしていくと考えている。未曽有のインフレが懸念点だが航空機生産回復+脱ロシア企業恩恵は中長期的に手堅いテーマという見方。

 

現在の保有状況

現物

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信用

 

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5726大阪チタニウムが前日比9%の爆上げ。特に新材料も出ていない模様。やはり短期的にどう動くかは全くわからないの含み損益は気にせずに時間分散をして拾っていきたい。保有株を担保にした残りの信用余力は5000万円ほど。追証リスクを考えるとあと3000万くらいは追加できると考えている。爆下げが来たら全力を出したいが買い焦らず慎重に増やしていきたい。

気になる好業績銘柄はあるが今後の動きは正直全くわからない。2月のマザーズ爆下げ相場から何が変わったのか確信を持てる材料もない。今確信を持っているのは保有している銘柄群の市況環境の好転。今はキャッシュを抱えて様子見するよりは今後市況環境が好転していくと確信できている銘柄のみに全力投資を続けていきたい。

 

 

再び信用全力フルゼンツ体制に向かう(´・ェ・`)

本日は主力の大阪チタニウムを3000株信用で買い増し。これで保有株は合計10000株平均取得単価1370円に。朝から気配が強かったので「置いていかれたくない」という気持ちが先走り最低限保有しておきたい10000株は確保。結果的に今日は陰線で終わったがここからの買い増しorナンピンは焦らず慎重に実行していきたい。次の決算発表がまずはターニングポイントになると思っている。

 
今後の相場懸念材料
・かつてないインフレ到来による原価大幅高
コロナバブルの反動+脱炭素に伴う犠牲+ロシア関連などに起因するインフレの正体が未知数なのでこれが唯一と言って良いほどの懸念材料。価格転嫁をしっかり実行できれば良いが過去を見る限り川中の製錬企業による価格決定力は低い。
 
・停戦合意に伴う経済制裁解除→企業による「脱ロシア」中止の流れが生じる可能性
仮にロシアとウクライナが停戦に合意したとして経済制裁は即解除していく流れになるのか?経済制裁はどちら側の国にとってもデメリットしかないので一刻も早く解除したいはず。しかしウクライナ側がロシアに対して大きく妥協する停戦合意(欧州諸国の納得しない形での停戦合意)となった場合、国際社会的な立場で制裁は継続するのではないか?さらにそもそも停戦合意→経済制裁解除の流れになったとしても今回の件で欧州欧米企業にとっては「ロシアとの取引はリスク」という考え方が根付いて停戦後も「脱ロシア」トレンドは継続していく可能性は高い。なので脱ロシア関連企業にとってもあまり懸念材料とはいえないかもしれない。
 
・新たなパンデミックの勃発、災害リスク

オミクロンの拡大は驚異的なスピードだったが致死率は下がっているのでもし今後新たな変異株が広まったとしても更に弱毒化している可能性が高い。致死率が増えて感染も拡大するような変異株であれば世界経済的にも厳しい。大震災などの災害がおきたら諦めるが可能性は低いはず・・・。

 

まとめると主にインフレとロシアウクライナ問題がどう展開していくか?を監視検証して今想定しているシナリオに変更があればポジションを調整していく必要があると思っている。

それにしても・・・これを書いている今の時点でも円安がものすごい勢いで進行している。円安恩恵銘柄を抱えているつもりだが急速な円安はデメリットな部分もあるはずなのでそこらへんも精査していきたい。円安により今は円資産が急速に毀損していってるので円預金(現金)を増やす=リスクだと思っている。むしろフルポジで株や金やドル資産を抱える方が今は低リスク住友金属鉱山に関してはゴールドに投資しているようなものだとも思っている。果たしてこの円安はどうなってしまうのか・・・

 

現在の保有状況

現物

信用

 

後悔先に立たず(´・ェ・`)

本日は保有株は順調に続伸。

しかしこの前まで主力だった大平洋金属も爆上げで保有株が上がる嬉しさよりも爆益を逃したショックの方が大きい。今更買いにも向かい辛いので完全に乗り遅れた。相場の大転換においては直近の価格帯出来高や需給などは無視して上げていくということを改めて実感している・・・。

一方で今現在の主力の大阪チタニウムが国内価格値上げのニュースが出てきたので今日も1000株買い増し(現金がないので信用買い)

news.yahoo.co.jp

かつてない資源高が業績にどれほど悪影響を及ぼすかが未知数ではあるが航空機需要回復+脱ロシアでスポンジチタンの供給元の企業も限られている状況なので強気に海外に対しても価格転嫁していけることを期待している。

四季報だと23年3月期も赤字予想だが価格転嫁がうまくいって来期には黒字転換、更に世界がコロナから脱却(ウィズコロナに転換)していくことによる航空機需要回復という流れになってくれるのが理想。

 

現在の保有状況

現物

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信用

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投資を始めてからかつてないほど自分と相性の良い相場が来ていると思うので全力リスクを賭けて今年こそは何とか人生を変える爆益を達成したい。

 

大平洋金属の爆益を逃す・・・(´・ェ・`)

本日は先日3900円くらいで利確した5541大平洋金属が年初来高値を更新する4320円まで爆上げ・・・

LMEニッケル取引再開後ストップ安を続けていたが昨日はストップ高推移したことにより今後も高値圏で推移する安心感が出てきたことがきっかけか。現在の主力の5713住友金属鉱山も年初来高値更新と調子はいいがやはり上昇幅は大平洋金属が上。配当落ち後に押し目が来たら再度inしたいがこのまま強い気もするので悩む。インフレによる製錬マージン圧迫とニッケル価格高騰によるフェロニッケルの需要減(安価な代替品であるNPIへの流出加速)が懸念材料だが例年の販売量を維持できればやはり5000円から6000円の水準までは伸びていきそう。

現在の主力一角である5726大阪チタニウムも今日は強かったので引け前に1000株買い増し。資源関連銘柄だがこの会社は鉱山権益を持たない製錬事業のみなので資源高の恩恵は少ない+インフレによる製錬コスト大幅増が懸念点だが今後の脱ロシア関連の恩恵はそれ以上に大きいと見ている。来たるべき確実な大幅コスト高を脱ロシアを進めたい顧客に対して販売価格にどれほど転嫁できるかが今後の焦点だと思っている。とはいえコロナ以降の最悪期からすると今後の事業展望は明るいはずなのでどんなに下げても下限は株価1000円程度だと思っている。そこまでの下落は覚悟して時間分散で買い増しを続けていきたい。

 

現在の保有状況

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5726大阪チタニウムに新規in(´・ェ・`)

本日は新規で5726大阪チタニウムを5000株新規で購入。株価は既に思惑で上昇している状況だがまだまだ買える価格帯にあると判断。

主な買い材料は既に広まっているが航空機に使用されるチタンのロシア企業からの供給不安への思惑。欧米企業がロシア企業とのチタンの取引を停止したことにより日本の東邦チタニウムと大阪チタニウムに代替需要が高まる可能性がある。

 

下記の記事にある通り既にボーイングはロシア製チタン購入の停止を発表している。

 

航空機に使用されるスポンジチタンの製錬企業は世界的にも数が少なく、ロシア企業は記事に出てくるVSMPO-Avisma社がほぼ独占。日本の東邦チタニウムと大阪チタニウムは2社合わせて世界シェア約25%(2015年)。

 

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ロシアのVSMPO-Avisma社を除くと残りは米国10%と中国35%と日本24%。中国企業の世界シェアは高いが中国企業に代替需要を求めるよりも同盟国である日本の企業2社に白羽の矢が立つ可能性は高いと見ている。大阪チタニウムは過去にボーイングにチタンを供給しておりボーイングの代替候補としては東邦チタニウムよりも可能性が高いと見ている。大阪チタニウムの親会社の神戸製鋼所は過去にボーイングの認定も受けている。

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既に認定があり過去にもボーイングと取引があることから東邦チタニウムよりも大阪チタニウムの方を選んだ。東邦チタニウムはチタン以外の事業で採算が取れており黒字決算だが大阪チタニウムは現状赤字決算なので仮に今後黒字に復帰できたら株価インパクトも大きいと思われる。

ボーイングへの供給再開の思惑がなくても今後の航空機需要は復活が予測されるので赤字から脱却してコロナ突入以降低迷していた株価は徐々に復活していく公算が高いと見ている。

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5726大阪チタニウム日足チャート

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ボーイングに対する思惑が外れたとしてもコロナ以降株価は低迷し続けており底値800円程度。これから航空機需要が本格的に回復していくという前提ならば下落幅は限定的と見ている。

ボーイングとは違ってエアバスは技術コスト的な面でロシア企業との取引停止には至っていない。しかし欧州欧米企業にとってはロシア企業との取引は極力避けていきたいというトレンドが形成されつつあるので大阪チタニウムや東邦チタニウムなど代替需要が期待される企業は間違いなく「脱ロシア」テーマの一角と見て良い。鉱山権益は持たず製錬のみの会社なのでインフレ恩恵銘柄とは言えないが円安はプラス要因。

今後の懸念点は主にインフレによる原価コスト増。特に原材料のチタン鉱石の高騰、電力価格高騰、コンテナ船輸送費高騰は今後も継続していく可能性が高い。それらが今後も精錬マージンを圧迫していく恐れがある。

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ただそれらのリスク要因を考慮しても今のところは今後の株価上昇要因の方が大きいと見ている。800円近辺が底と考えると下落幅も限定的に思えるがまだまだ調査不足な部分もあるのでこれから精査を続けていきたい。思惑が急展開する可能性もあるのでとりあえずは5000株確保。株価がこの価格帯にいるうちに10000株くらいまでは増やしたいと考えている。

 

現在の保有状況

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今のところ考えられる中期的投資テーマ(2022年)

先週のFOMC通過以降株価の上昇が止まらない。爆戻し相場の底を逃して乗り遅れた感があるが焦らず今の市況環境の状況整理をしていきたい。

私の理想とする投資手法は中長期目線でテーマがある株に集中投資をして爆益を狙うという手法である。そこで今のところ考えられ得る中期的な投資テーマをいくつか仕入れたのでまとめておく。大体2022年内を目途にしている。

 

・ウィズコロナの時代到来

オミクロン株の急拡大も症状弱体化で病床圧迫せず感染者数完全収束を待たずして蔓延防止策解除へ。コロナ時代はこのままウィズコロナのままアフターコロナへ。レジャー活動本格再開の兆し。更にインフレによる製品価格の値上げリスクもあって消費は「物質」よりも「体験」寄りへシフト。「体験」を提供しブランド力、価格転嫁を実行できる企業(例.オリエンタルランドなど)
 

・未曽有のインフレ到来

コロナ渦における異次元の世界的金融緩和を背景に通貨の価値が下落。更にサプライチェーンの混乱で物流の供給が滞る。この通貨安+供給減を背景にインフレが加速。欧米諸国は金融引き締めを急ぐが急速な金融引き締めは景気後退を招くリスクがあるため慎重姿勢。未曽有の規模のインフレに対して景気後退を犠牲にせずして急速にインフレを抑制するのは困難。
 

・国際企業の急速な「脱ロシア」

グローバル企業が相次いでロシア撤退やロシア企業との取引を停止している。仮に今後ウクライナと停戦になってもすぐに経済制裁を止めるということにはならないだろうし一度ロシアを撤退した事業の早期再始動は不可能。同様にロシアにおける国際企業の新規事業開拓も当面考え辛い状況。よって今までロシア企業のシェアが大きかった産業、セクターに対して「脱ロシア特需」が起こる可能性が高い。(鉱業資源エネルギーなど)
 

・円安シナリオは今後も継続

アメリカは先日のFOMCを皮切りに利上げを開始した一方で日本は金融緩和体制を維持。よって今後も日米で金利差が拡大することによりドルベースで資産を持つ恩恵が強くなる一方で円ベースでの資産は弱いということで円安ドル高の流れは継続する見通し。そのため円安で業績恩恵を受ける企業に投資妙味があると考えられる。
 
 
 
まとめると以下の条件に当てはまる企業が強いということになると思う。
 
・ウィズコロナ及びアフターコロナ恩恵
・インフレ恩恵
・脱ロシア恩恵
・円安恩恵
 
今後はこれらの条件により多く当てはまる企業を検証し中長期的に投資していく予定。既に現在私が投資している5713住友金属鉱山もその一角だと思っている。ウクライナ情勢がこれからどのように展開していっても基本的に上記の恩恵はしばらくは揺るがないと見ている。(核戦争発展とかクーデターによるプーチン政権崩壊とか今まで織り込んできた流れを一変するようなサプライズが起きたら微妙)
これから好業績グロース株が素直に爆上げしていくというシナリオには懐疑的。理由としてはやはり経済活動再開本格化の恩恵よりもこれから資源高や原料高による価格転嫁や販売減に苦しめられるデメリットの方が大きそうだから。特に日本企業は過去のデフレによるトラウマで価格転嫁に対して消極的でインフレ下で利益を圧迫される懸念が強い。コロナ渦においても業績好調を維持していたグロース銘柄群を素直に買えないのは未曽有のインフレ到来によるデメリットの側面が引っかかっているから。やはりリスク回避という面で上記4つの恩恵により多く当てはまる企業を選びたいと思っている。
ウクライナ情勢も今後の展開はまだまだ分からない。核戦争に発展する可能性もあるしプーチンが失脚するのかもしれない。とにかく情報状況は常にアップデートしていつでも方向転換できるよう準備はしておきたい。コロナバブル相場で逃した爆益を今年のアフターコロナ脱ロシアインフレ円安相場に乗っかることで手に入れたい。