今回のクラッシュで一気に年初来の確定損益がマイナスに。相場に対しての認識が甘かった。すべては己の強欲と傲慢が招いた結果である。
原因はシンプルかつ王道な爆損理由で信用を積み増し安直なポジションを増やして許容範囲を超えてしまっていたこと、今まで利確と損切りの判断を怠っていたこと。強欲にポジションを膨らませ、欲張りすぎて利確をしてこなかったのと、最悪を考えず損切りをしてこなかったこと全てのツケが回ってきた。
こういう状況で今回のようなクラッシュに遭遇すると一発退場になることをようやく身を持って思い知ることができたと思う。自分の無能さと愚かさに毎日自己嫌悪に陥っている。
相場は何が起きてもおかしくないと分かったふりをする一方で、でも実際は今年の日本株爆上げ相場で全面大暴落なんて来るはずないと思い込んでしまっていた。そんな状況で今回のクラッシュに遭遇してしまった。許容範囲を超えるポジションを抱えた状況で、いつ止まるのかわからない理屈なしに売られ続ける底なしの暴落に遭遇し恐怖に支配され身を守るための狼狽売りに追い込まれる。暴落局面でほとんどの人が頭では絶対に今が安いと理解しながらも絶対に買えない状況に陥る理由がようやく理解できた気がする。コロナショックのときは自分は初心者だと自覚してポジションはほぼ取らず、これからくるぞくるぞと言われていた二番底を待ち続けて結局手を出さなかった。なぜあの絶好の買い相場で買えなかったんだと何度も後悔していたが、今思えばあの頃の方が今よりも謙虚で賢かった。調子に乗り出すと何も学ばないし成長しない。愚かでしかない。自分は一生素人で初心者であると自覚したい。
とはいえ仮にもし今回のクラッシュをたまたま避けていてたとしても甘い思考回路のまま突っ走りいずれ今回以上に大きく喰らって下手したら退場していたはず。結果的に今回喰らう事が出来て良かった。・・・とポジティブに捉えたい。清原達郎さんの「株式投資に才能など存在しない。「自分の失敗からどれだけ学んだか」だけだ。」という言葉を噛みしめる。たとえ無能で愚かで一生養分の身であったとしても、こうやって相場に打ちひしがれるたびに少しずつでも何かを学べていると思いたい。もはや恥さらしでしかないが強制的に反省するためにも毎週ブログは死ぬまで更新し続けたい。
年間損益額と現在の評価損益状況
暴落局面での損切り地獄で一気に資産が年初来マイナス圏に。そしてまだ敗戦処理が残っている状態。7月にいくつかのポジションで利確を迷った局面があったがまだ上がるかもしれないしとりあえず決算発表前後までは様子見しようと欲張ってしまった。含み損を放置してしまったのも同じ。決算が来る前に大暴落が起きてすべてを失ってしまった。迷うくらいならすぐに手放す。自分がモメンタム投機家であることを自覚して「利食い千人力」「見切り千両」の格言をより意識していきたい。これからあえて手数を増やす気はないが、トレードは下手なままでもいいという考えを改めなければ。
今回切らされてしまったポジション達の銘柄選定自体はそこまで悪かったとは思っていない。少しずつだけど年々精度は上がっていると感じる。ただ安直なエントリーが多すぎたし損切り判断も「確信はないけどまだストーリーは死んでいないから」と言い訳して先延ばしにし過ぎた。その間にクラッシュが起きる事など全く考えていなかった。課題は山積みだがまだ個別株投資が続けられる事に感謝しつつ今年はまた心を入れ替えてゼロ(マイナス)から再出発していきたい。