今回三井松島が1Q決算で大幅上方修正を出したが私は決算発表直前に保有の8割を売ってしまった。結果を見た後に改めて考えてみると少なくとも半分以上は持ち越しておくべきだったと思える。
今後のためにも詰めが甘かったと思う反省点を振り返っておく。
・長期契約$375の情報精査不足
詰めが甘かった情報は長期契約$375について。7月27日の時点で長期契約は$375で決まったという報道はあった。日本製鉄との契約=そのまま長期契約としてみなしてよかったのかわからず情報精査を怠っていた為、1Q決算発表で発表してくるか確信が持てなかった。結果的にそのままの数字$375が長期契約として三井松島の1Q決算説明資料に反映された。
・三井松島1Q決算説明資料
・7-27のニュース
日本製鉄、グレンコアとの石炭輸入の年間契約妥結。価格はUSD375/トン(足元の為替レートでJPY51360.56/トン)。おそらく日本企業が締結した石炭輸入契約で過去最高とのこと。 https://t.co/xzvTl5P2Qs
— 松尾 豪 (@gomatsuo) 2022年7月27日
・8月4日発表のグレンコアのガイダンス
8月4日発表のグレンコアのガイダンスによると年間の一般炭価格前提は$352.2。三井松島もこれに続く形であれば上方修正は確実だったが過去の傾向から確信は持てず。ただこれも長期契約決着を織り込んでの数字なので今年の高騰に関してはグレンコアのガイダンスにある程度は沿ってくると判断すべきだった。
まとめ
今回大きく勝負に出られなかったのは情報精査を怠り勝負に出る確信が持てなかった点にある。もちろん自分が見落としているリスクや思わぬ落とし穴というものは常にあり、それを前提とした立ち回りは非常に大事なことだと思う。しかし今回に関しては確信的な情報材料はあったのでしっかり精査できていればもっとリスクを賭ける価値が十分あったと思う。
あとは一時的であったとしても含み損を抱えたくないという邪心。仮に2000円で取得していたら結果は違っていたかも知れない。自分の取得株価は市場の動きには一切関係ないとわかっていても実際に気にせず行動するということは本当に難しい。自分の取得株価を気にせず行動する為にも情報精査が肝であるが詰めが甘かった為に確信を持てなかった。
今回は大きな爆益チャンスを逃してしまったがこの悔しさをバネに何としても爆益に繋げたいと思う。決算シーズン中なので新たなる爆益確定銘柄を探しつつ数銘柄に絞って投資を実行していきたい。チャンスは限られていると思うが今回のように爆益確信の持てる銘柄が見つかればまた一点集中フルゼンツ投資に切り替えて爆益を狙っていきたい。