エル川の株ブログ 爆益への意志

株式投資についての私的雑記です。主にアウトプットとしてのブログです。こんなんでも爆益を夢見ています。投資日記的にやっていますがコメントくれたらうれしいです。Twitter https://twitter.com/elflf16

現在のインフレ相場についてまとめ(´・ェ・`)

今週の週刊エコノミストがとことん学ぶインフレという題名でまさに今私が知りたいテーマで勉強になった内容だったので理解を深める上でもまとめておく。まだまだきちんと理解できていない部分も多いがとりあえずのまとめ。

 

・インフレは主に需要過多によるデマンドプル型インフレと供給不足によるコストプッシュ型インフレに分類され、今のインフレは供給不足によるコストプッシュ型

コロナに伴う人材減、工場稼働低下、サプライチェーンの混乱、脱炭素急進による化石燃料規制でのエネルギー不足などが今のインフレ要因。

 

・コストプッシュ型のインフレ下では景気停滞+物価上昇のスタグフレーションを招きやすい

インフレ下にもかかわらず日本は需給ギャップがマイナス圏(経済全体の総需要よりも供給力が多い)供給不足で原価や原材料高騰のインフレ下でも消費マインドが相変わらず伸びない。そのため物価が上昇すると景気停滞を招きやすい状況。

 

・インフレ下でも企業は原材料高騰による価格転嫁に消極的

2014年の円安ドル高相場で食品メーカーなどが値上げに踏み切るも収入増よりも数量減が上回ってしまった。そういった価格転嫁による業績悪化恐怖のトラウマから企業は価格転嫁には消極的→原材料高騰のダメージを一番受けているのは食品メーカーなどの企業。

 

・日本はインフレ対策に打つ手なし?

欧州やアメリカは利上げによるインフレ抑制に舵を切るが長年のゼロ金利政策でデフレマインドが染みついた日本が需給ギャップがマイナス圏、購買力低下の状況で金融引き締めに踏み切る決断は難しい。まさに打つ手なしか?

 

この状況下で今あえて投資をするならインフレに左右されないorインフレ恩恵、インフレ下でも価格転嫁に踏み切れる企業に投資するのがベターとなる。具体的にはやはり経済活動の源流ともいえる資源エネルギーセクターということになる。それと今日の9104商船三井の決算にみられるようにコンテナ価格上昇の恩恵を素直に受け入れられるような企業の業績は強い。

更にアメリカでは今後の利上げが確実で投資界隈では一番の話題。利上げ悪影響と言われる高PERのグロース株からバリュー株へ投資マネーがシフトしていくというのが主流である。日本株も今の新興マザーズ市場は投資妙味がないといった雰囲気。少なくとも今年一杯はこのトレンドは続くのか?欧州やアメリカはインフレ退治に舵を切るが日本は利上げに踏み切れる訳もなくインフレ退治の手段がない。コロナ次第でもあるがこのままいけば日本は最終的にスタグフレーションに落ち着くのではないかというのが今のところの所感。とにかく現状はこのインフレ状況に注目しつつ勝てる投資銘柄を絞っていきたい。