エル川の株ブログ 爆益への意志

株式投資についての私的雑記です。主にアウトプットとしてのブログです。こんなんでも爆益を夢見ています。投資日記的にやっていますがコメントくれたらうれしいです。Twitter https://twitter.com/elflf16

1銘柄買い増しと新規で1銘柄in(´・ェ・`)

本日は3526芦森工業を新規買い。地味な業種であまり注目されていないが色々調べてみて割安なんじゃないかと判断。色々と精査中なので今後も精査していきたい。

3422J-MAXも1000株追加。2月決算で更なる下方修正発表で爆下げというシナリオも頭に入れつつも大半の投資家は自分と同じように来年発表予定の2024年3月期からの中期経営計画からが本線と見ていると思うので仮に今期の下方修正がきたとしても大きな爆下げにはならないのではないか?と見ている。その意味で今の株価位置はダウンサイドよりもアップサイドの方が大きいと思えるので無理のない範囲で買い集めて2月の3Qを迎えたい。

 

現在の保有状況

理想としては確信のある1銘柄にフルゼンツスタイルだが銘柄数が増えてきた。現状これといったものはなくどれも切りがたい状況。

メイン保有を一銘柄撤退(´・ェ・`)

本日は5727東邦チタニウムを撤退。事業環境は完全に追い風だが直近では円高進行が止まらない地合い不安+25日線を明確に割ってきたためホールド継続できず。改めて自分が徹底的に確認をして投資をしているかを検討したら確認不足な部分も多々見つかったので一旦撤退。確認できることは徹底的に行わなければ。

 

現在の保有状況

地銀株は結局直近の高値を掴まされただけだったので焦る必要はなかった。ただしこれくらいの下落は想定内。更なる爆下げにも備えたい。保有銘柄全般の下値余地はそこまで大きくないと思っているので我慢の時間帯と捉えて辛抱強くいきたい。100万200万以上の含み損は覚悟の上で爆下げ相場大歓迎というスタンスは継続。

9月以降投資パフォーマンスはかなりのマイナス・・・個人的には確信を持って大きく資金を投入できるような銘柄が見出せない中、ブログやツイッターなどの相場強者達は今年後半以降にパフォーマンスを上げている人が多い印象なので焦る気持ちと自分の不甲斐なさを痛感している。

ただし結局は自分との戦いなので変化をしつつも周りに引っ張られすぎず自分が勝てると思うスタイルを追求実践していきたい。

ど下手トレードでやらかす・・・(´・ェ・`)

昨日名古屋銀行を買ったが他にも比較検討していた結果、自分にとってベストな選択じゃないなと思えて損切した。

名古屋銀行も決して悪いわけではないが安定性を重視して総合的に考えた結果いよぎんHDと百五銀行がバランス良さそうで株価評価がまだ低そうという結論が出た。

とはいえ地銀相場はいつか到来しそうだし今すぐ名古屋銀行損切りすべきなのか悩んでいたら寄り付きからどんどん下がっていく・・・。高値掴みした感もあり短期の値動きに翻弄されて今日の安値で全て損切り。マイナス17万円程・・・。

買い焦って高値掴みして底で損切りといういつまでも同じパターンを繰り返してしまうので投資の芯から作り替えていかなければと思う。相場についていこうと十分な根拠がない状態で買い焦って根拠がないから短期の値動きに翻弄される。これは完全に自分自身の怠慢であり的外れな事ばかり醜態を晒してばかりでこの世から消えたい・・・

それでも少しでも地銀を持っておきたい気持ちは収まらずいよぎんと百五銀行を両方足して合計300万になるくらい買った。私は今後の安定性重視という意味で「時価総額に対する有価証券の評価額」「直近の含み損の動向」に重きを置いて総合的に比較して2つ選んだつもり。どちらも配当性向が弱点に思えるが。結局地銀相場が到来するときは大体の銘柄が同じように上がっていきそうなのだが。

自分が井村信者であるということもあるが地銀をどう比較すべきか?という事が何となく掴めた後で比較すればするほど時価総額的な規模、健全そうな運用状況、配当性向の明確な開示など、総合的に見てダントツで魅力的に見えてくる。とはいえ株価的に富山第一銀行だけ数歩先を行ってしまった感のある今は買い辛い。過熱感が一服して地合いによって地銀全面下げ等が来たら買い検討したい。とりあえずこれでしばらく地銀関連は様子見する・・・

 

現在の保有状況

 

地銀株を購入(´・ェ・`)

本日は名古屋銀行に1000株新規in。

週末総合的に比較検討して名古屋銀行を選んだ。井村さんきっかけで地銀相場本格始動で朝から爆上げかも!という焦るような気持ちもあり寄り付きで成り買いするもやはりそうはならずに案の定寄り天・・・しかし様子見を続けて買えないよりはある程度最初に枚数を確保しておきたかったので後悔はない。

 

個人的な地銀銘柄選定のポイント

時価総額に対して保有株式(政策保有株含む)の含み益が大きい
地銀全体の流れとして政策保有銘柄の削減が進んでいる。
削減できる量が大きいほど将来的な利益となり得る。保有株式の含み益だけで時価総額を超える銘柄もあり財務的には問題ないという見方もできるかもしれない。
 
②有価証券のその他(外国債など)の含み損比率が大きくない
金利上昇の影響で外国債などの評価損が拡大中。
この外国債などを含む「その他」の有価証券をどう比較評価するべきかが非常に難しいと思う。今年に入って「その他」の取得原価及び計上量を増やしている銘柄と減らしている銘柄両方ある。どちらもパターンも取得原価に対する損失は徐々に拡大傾向にあるが今年に入って取得量を増やしている傾向にある銘柄の方が含み損は拡大しているように映る。
一概に外国債などの積み増し=良くないという訳ではなく今の金利上昇局面のうちに高利回り債権などを増やしておけば長期目線で将来の利益貢献に繋がるという見方もある。ただし現状は短期金利長期金利の逆鞘状態であり増やせば増やすほど損失を膨らませている可能性が高い。また、外国債のみでなく海外投資信託でリスクの高い商品に投資している可能性等もあるのでリスク回避第一という観点で見れば積み増しはやはりネガティブか?
以上を総合的に踏まえて「その他」の割合が「株式」「国内債券」と比較的に大きい地銀や含み損割合が極端に増えているような銘柄は避けておきたい。
ちなみに富山第一銀行は計上額が若干減少傾向にあるが計上額も損失もほぼ横ばい。外国債などを損失が出ないように適切に入れ替え立ち回りリスク回避がしっかりできていると捉えて良いのだろうか?地銀の有価証券報告書を色々見ているが地銀の中では突出して「その他」の損失が低い印象。特に低時価総額の地銀では圧倒的に映る。
 
株全般に入れるがやはり時価総額は低いほど上昇局面で株価は伸びやすい。
 
④業績連動型の目標配当性向を開示している銘柄
近年地銀の間でも株主還元が意識されてきている。株主還元をしっかり意識している銘柄の指標として配当性向OO%などを開示している銘柄が好ましい。
 
自己資本比率が高い
株主還元にどれほど充てられるかの指標の1つとなり得る。
 
⑥貸出金増減率が伸びている
地銀全体的に増加傾向だが今後も活発であることが好ましい。
 
⑦経費率(OHR)が減少傾向(地銀62行加重平均64、3メガ加重平均61)
業務の効率化が進んでいるかを見極める指標。算出方法は各地銀によって異なるが平均よりも高くても年々減少傾向であれば伸びしろがあると評価して良いと思う。
 
⑧低PER低PBR高配当利回りなどの基本指標
現在の株価評価の基準として。地銀に関しては低PERよりも低PBRを重視すべき?
 
以上8つ挙げたような項目を主な比較対象とした。仮に来年以降に本格的な地銀上昇相場が訪れるのであれば特定の銘柄だけがものすごく上昇するわけではないと思うので、リスクを抱えていても今後大きな成長性が期待できるような銘柄というよりは成長性重視というよりも(地銀全般成長性は低いが)財務悪化、業績悪化リスクがなるべく低そうな銘柄を買っていきたいと思っている。まだまだ理解も浅く見えてない部分も多いので銘柄検討を続けていきたい。

 

現在の保有状況

 

勝手に地銀ランキング!(´・ェ・`)

昨日井村さんが富山第一銀行の大株主一覧に現れたことにより地銀相場の初動が到来しつつある。

そこで今回は少し前に週刊エコノミストで地銀ランキングなるものをやっていたのを思い出し読み返して簡易的な地銀ランキングを作ってみたので銘柄選定の一環としてまとめておく。

この地銀特集は週刊エコノミストの公式サイトに登録すれば3ヶ月無料、掲載時の雑誌はkindleで読めるしkindle unlimitedなら一部ランキングを掲載した雑誌が無料で読めるので地銀株に投資しを検討している人は是非読んでみることをお勧めする。

weekly-economist.mainichi.jp

改めてしっかりと中身を見てみるとこのランキングはとても有益。2021年にも同じような趣旨の企画を行っており2021年の特集時は読者からの要望多数のため週刊エコノミストでは完全なエクセルデータを個別に5万円で販売しているという始末。過去のデータと比較して深堀したい人や銘柄調査する時間がない人にはそれだけの価値になり得るデータだと思う。

 

比較するランキング指標について

今回は雑誌に掲載されている一部のランキングをまとめて総合的に比較してみた。22年3月期末時点のデータでありあくまで簡易的な指標である。

雑誌には非上場を含めた地銀99行全てを対象にした地銀にとっての各重要指標のトップ25とワースト25のランキングが掲載されている。以下が雑誌に掲載されているランキング指標一覧。

 

・有価証券評価損益

・経費率(Over Head Ratio)

ROA

・貸出金増減率

不良債権比率

自己資本比率

・総資産

 

上記7つのうち総資産は会社の規模感を示す側面が大きい指標と判断しそれを除いた6つの指標でトップ25とワースト25にランクインした数を数えて簡易的に比較してみた。なお有価証券評価損益に関しても会社の規模感にも依るので前年比の増減率で比較した。

 

トップ4位タイまでのランキング(上位14行)

1位はなんとすべての指標ランキングでトップ25に入った千葉銀行。地銀の中で抜群の安定感があると言える。ただし時価総額7000億というメガ地銀で現時点でのPER10.3倍と地銀の中では既にある程度株価評価されているので上昇余地は少ないのかもしれない。それでも安定感は抜群であるといえるだろう。

そして注目すべきはやはり3位タイの富山第一銀行不良債権比率以外は全てトップ25に入っている不良債権比率は99行中84位の2.81%。しかしこの数字をどう評価するかは難しく、またランキング数字の幅も大きく1位の長崎銀行が0.80%、最下位のスルガ銀行は12.63%と圧倒的だった。そういった意味では2.81%は深刻な数字ではないと見てよいのかもしれない。

富山第一銀行上位に入った銘柄の中で時価総額も圧倒的に低くいかにも井村さんが好きそうな銘柄に映る。井村さん地銀株選定に絶対このランキング参考にしたでしょ!と思えるほど。時価総額的に近いのは4位の宮崎銀行だが地銀にとって稼ぐ力の基準の一つである自己資本比率がワースト25に入っているのはマイナス要素。井村信者の目から見てこのランキングを見る限りではやはり富山第一銀行が圧倒的に投資対象として魅力的であるという結論に達してしまう。

 

ワースト10位タイのランキング(下位9行)

ワーストランキングに入った銘柄の特徴としては時価総額銘柄が多い。ワーストランキングに入っているからと言って買ってはいけないという訳ではなくむしろ伸びしろが大きい銘柄群であると捉えることもできる。ここからまだ市場が見出していないと思えるアルファを見いだせれば爆益確定なのだから。

 

まとめ

今回の井村地銀相場は三井松島の時とは違ってある特定の銘柄だけが評価されるのではなくセクター自体の底打ち感や政策転換への思惑によって地銀株が全体的に再評価されていくという相場になると思える。銀行は過当競争であり海運株と同じく差別化し辛い領域も広い。もちろん銘柄選定は超重要だと思うがある特定の地銀銘柄だけが群を抜いて株価上昇していくといった相場にはならないと思う。

とはいえ地銀なら何でも買い!という思考で経営破綻リスクが高いような銘柄を掴んでしまったら爆損になりかねない。

なので今回の地銀相場に乗っかるのであればあえて財務状況が悪く株価評価も低い穴場のような銘柄を狙うのではなく、既にある程度市場から評価されてアルファが少なそうだとしても安定重視で王道な地銀銘柄を買うのがリスクリワード的にコスパが良いのかも知れない。

今回のランキングはあくまで22年3月期末時点のものなので参考にしつつも現状はどうなっているかも調べて今後どう地銀に投資していくか考えていきたい。

 

 

 

 

 

 

地銀株セミナーまとめ(´・ェ・`)

水曜日開催の井村さんと村松さんによるセミナーが私にとってとても有益だったので自分の中に落とし込む意味でまとめておく。完全に理解できたわけではないが結論としては来年に向けて地銀株全般は買いだと思った。なるべく簡潔さを意識したが長くなってしまった。自分の解釈と理解が間違っている部分もあると思うのであしからず。

動画のアーカイブは残さないらしい。いつ消えるかわからないので見たい人はお早めに!

www.youtube.com

 

以下個人的なセミナー内容のまとめ

 

地銀株の現況

地方銀行株の株価は2013年の株価水準から横ばい
・今後株価評価に繋がるカタリストが到来する可能性があるのでそれらを検証していきたい
 

地銀のビジネス状況

・トータルすると過去と比べて利益は減っている
地方衰退のイメージとは裏腹に貸出金残高は増えている一方で貸出金の利回りは減っているためトータルすると利益は減っている。
・経費率が下がっている。
人員削減、拠点の統廃合、ATM撤去などの固定費削減など経費削減が進んでいる。店舗削減が顕著なのは主に第二地銀。利回りが減っている中で経費削減など自助努力は進み経営基盤が鍛えられている状況。
 
 

反転攻勢のカタリスト①マイナス金利の解除など金融政策の変更

・マイナス金利政策解除で株価上昇期待
上記の現況にある通り利回りが減っている中で経費削減など自助努力は進み経営基盤が鍛えられている状況下で仮にマイナス金利が解除されて利回り(利鞘)が戻ってきた場合、株価上昇に繋がる可能性が高いのではないか?
 
※そもそもマイナス金利政策とは?
金融機関が預けている当座預金に対して、一部にマイナス0.1%の金利を適用する政策。銀行が日銀に預けていたお金が市場に出回るように促す。
※日銀のYCC(イールドカーブコントロール)政策とは?
経済政策の一環として長期金利短期金利の誘導目標を操作すること。
短期金利は日銀当座預金のうち政策金利残高にマイナス金利を適用(マイナス金利政策)
長期金利は10年物国債金利が0%程度で推移するように長期国債の買い入れ
現状YCCは金利上昇抑制のため実行されているが元々は金利が低くなりすぎないため下支えが目的の政策だった。
 
・過去2006年にゼロ金利解除は起きている
TOPIXの銀行業指数は1992年を1000とした指数である。2003年にゼロ金利による銀行業の収益悪化で120まで下落。2006年にゼロ金利解除をきっかけに500を超える。ゼロ金利解除により貸出金利鞘が改善するという期待感だけで銀行の株価は上がったという事例がある(あくまで当時はそれだけのインパクトがあったという話)
 
・2006年当時と今の状況の違い。
2006年当時はマネタリーベース(日本銀行が世の中に直接的に供給するお金)が100兆円であったのに対して今は600兆円超え。現在行われているFRBのバランスシート縮小の議論と同じく利上げをしたとしても世の中に出ているお金自体が多いので2006年当時ほどのインパクトにはならない。現状の金余り状態がマイナス金利の解除だけで即解消されるわけではないすぐに銀行の利鞘が改善されるわけではない。
 
・今後マイナス金利の解除は実行可能なのか?
日銀の当座預金490兆円のうちマイナス金利部分は20兆円程度。この点で日本の経済にほとんど影響していないと言えるので実行可能であると言える。
一方で実行不可能という論調もある。現在日銀は発行残高の約半分を占める約520兆円の国債を買い入れている。金利を上げる=国債価格を下げるということなので金利を上げると日銀保有国債の価格が下がって実質的に債務超過陥って益々円安が加速し(ハイパーインフレ財政破綻を招くので利上げは実行できないという論調である。
それに対する反論が日銀が持っている国債は満期保有時価評価されるものではないので会計上は債務超過には陥ることはないというもの。FRBは急速な利上げ政策(国債価格が下がる)を実行しているため既に実質的に債務超過。来年には600億から1000億ドルの実質的な債務超過となると言われているがあくまで実質的というのがポイントで会計上は債務超過という扱いにはならない。実質的に債務超過なのにも拘らず現状はドル高なので日本も利上げをして問題ないのでは?
(この議論に関して私個人が理解しきれていない部分が多く専門家の間でも議論は平行線なのであくまでマイナス金利の解除は実行可能である可能性があるという結論に留めておきたい)
 

反転攻勢のカタリスト②総資金利鞘の底打ちとP/Lの改善

・経費率削減効果が見られ2021年度に総資金利鞘は底打ち状態
 
・超長期日本国債(20年債、30年債)は上昇基調
10年債を0.2%で借りて30年債を1.4%で貸せばその分利鞘が取れて銀行にとって有利な状況(昔の銀行の1つのビジネスモデル)。そもそも当座預金が溢れている状況なので10年債で資金調達する必要がないので銀行の収益改善にとってプラス。
ただし銀行は規制業務なので取れる金利のリスク量が自己資本比率の一定の範囲内等の規制があるため取れるリスクは限定的である。(国債など有価証券の運用に関して)
ただし取れるリスクが限定的であるとしても超長期債の上昇は銀行収益にとってプラスであるといえる
 
・日銀が利上げをすると市中金利も上がるのか?
日銀が利上げをしたからと言って同じ幅で市中金利が上がる訳ではない。TIBOR(東京の銀行間取引金利)がどう反応するかとうい話。2006年のゼロ金利解除でもTIBORは1%を超えなかった。銀行は過当競争であり固定金利もあるので収益は国の政策に遅行する。

 

※TIBORは東京の銀行間取引金利 貸し出しの基準となる金利
TIBORを参照して金融機関は融資す。TIBORが下がると金融機関の資金利益が減ってP/Lに悪影響。
 

反転攻勢のカタリスト③自発的あるいは外圧による資金効率の改善

・アクティビストの動き
シルチェスターの株主提案は否決され一部撤退傾向。村上ファンド系は上記の滋賀、山梨中央からは既に撤退(最新の四半期報告書で確認、株探でも確認できるが少し反映送れる)
※アクティビストとは
株主としての権利を積極的に行使して、企業に影響力を及ぼそうとする投資家。モノ言う株主とも表現される。
・業績連動型還元採用倍増
投資家に目線を合わせる変化が起きている。東証再編に伴うプライム基準維持などを目的とした流通時価総額向上対策などがきっかけ。投資家目線の銀行が増える一方で変化の見られない銀行もある。現状まだ変化の見られない銀行は今後投資家目線に変化する可能性があるそこに伸びしろがあるかもしれない(井村目線)
 
地銀株のリスク
・ドルの短期調達コストが急騰し米債の運用が逆鞘状態
現状米債は長期債よりも短期債の方が利回りが高いので地銀の米債運用は逆鞘(キャシュフローがマイナス)の状態になっている。ただし米国で来年以降利上げが止まって利下げに転じれば将来的には逆鞘が解消されていく。政策保有の株式などでの含み益を利用し益出しと外債損出を相殺を実行している銀行が多い。
・「その他」の投資先がブラックボックス
四半期報告書の有価証券の評価損益の状況の項目には
株式
債権
その他
があり米国債は「その他」に含まれる(債権の項目は日本の国債、地方債)
ほとんどの地銀はこの「その他」の内訳が不明伊予銀行など極一部の地銀は決算説明資料で公表している)。この「その他」に含まれる資金が海外の投資信託プライベートエクイティなどリスクの高い投資先に資金が向かっている可能性もある。
 

今後注目される地銀のホールディングス化

本体をホールディングス化し銀行を子会社の1つとしてぶら下げ、他の事業会社(コンサル、リース事業など)をぶら下げることでバンキング以外の収益を取り込むホールディングス化。トップ地銀レベルでこういった動きがようやく出てきた。銀行業以外の利益=役務の利益を参照する。例えば10年ほど前から台頭してきたM&A仲介事業は今考えると地銀にとって得意領域となり得る大きなビジネスチャンスだった。今後ホールディングス化して取り組むべき領域の1つかも知れない(井村目線)
 
 
 

以下個人的な感想

元々井村さんは去年から地銀が安いと言っていたが今回のセミナーでその真意が少しわかった気がした。銀行株全般特に地銀株は元々バリュエーション的にも低水準で来年の日銀総裁交代で金利政策転換となり得る思惑もありリスクを賭けるに値するタイミングに思える。ただしデフレマインドが根付いた国民が延々と金融緩和が続いているこの状況下でそもそも利上げを受け入れるか等の議論もある。
今後地銀株に投資するとして個人的な銘柄選定としてはやはりアルファが一番大きそうなまだ変化していないけど今後投資家目線に変化していく地銀を狙いたいところ。ただしそれを見極めるのは至難の業なのでセミナーで名前が出た既に投資家目線に変化している「いよぎん」や「北國FH」や「しずおかFG」などが無難な所か?ホールディングス化している地銀にも注目したい。
 

 

新規で2銘柄にin。焦らない焦らない(´・ェ・`)

本日は新規で3422J-MAXと5121藤倉コンポジットの2銘柄を購入。

3422J-MAXは自動車の車体プレス部品、金型事業を主体とする小型株。中国ロックダウンや原材料高騰などを理由に前回11-2日の2Q決算で下方修正。次の3Q決算で更なる下方修正を出してくる可能性もある。

そんな状況下で買い向かった理由は来春発表予定の中期経営計画に向けて。専門的な説明は省くがJ-MAX(旧社名丸順)は自動車部品の冷間プレスに強みを持っていて自動車業界はEVシフトや脱炭素を背景にその強みが生かせるような方向に向かっているように思える。下記の記事はその一例と捉えている。

www.nikkei.com中国での競争力激化などに対応していけるかなどの問題もあるが今の株価水準は評価が低いと判断。時価総額70億程度の流動性がかなり低い銘柄なのでゆっくりと増やしていきたい。

 

5121藤倉コンポジットは決算後に一度冷静になって考え直した結果やはり今の株価水準は安いと判断。今月の決算で増配が示されたので下値も限られていると思うし少なくとも利益を牽引するゴルフシャフトは次の四半期も好調維持が期待できると思っている。

 

現在の保有状況

決算シーズン終了から一週間経過。3561力の源HDは当日の動きはイマイチだったがその後急速な爆上げが続いている。5121藤倉コンポジットも今の所決算発表後の株価が底になっている。もちろん大きなサプライズがあれば発表後ストップ高になるが大抵の場合その決算がどう評価されるかは発表当日や翌日すぐに方向性が決まるわけではないなあと改めて実感。

上手く立ち回れている人を羨望の眼差しで見てしまうがやはり自分には短期的な値動きを狙う手法はとことん向いていないと思う。決算そのものの動きは狙わず長期目線で上昇期待の持てる銘柄のみに絞ってブレることなく焦らず投資していきたい。